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COVID-19: 第8波

感染者の全数把握を止めたからでしょうか。最近はめっきりCOVID-19関連のニュースが減りましたね。感染者数として報告される数も、随分減ってしまいました。

これで、終息してくれれば、、、と、無風凧も切に願ってはいるのですが、現実はどうでしょうか?

データが無い状態では、科学者の端くれとして予測をすることができません(予測値を算出することができません)。なので、以下は戯言レベルの予感にすぎませんが。

20220929これまでの傾向を見てみましょう。右図は、JHUのホームページからの切り取りで、日本におけるCOVID-19志望者の数を表しています。このグラフは、高齢の方が多いとか、COVID-19に感染して死んだ方の数を表していて死因がCOVID-19と限っているわけではない、などのそしりはありますが、おおよその傾向としてこれを元に考えます。

第1波から第7波まで、ピークがきれいに出ています。加えて、2と5が小さいな、とか、1,3,4,6,7のピーク値がほぼ一直線に乗るな、とか、いろいろなことが分かります。おおよその周期=4か月周期も、あながち無視できないけど、あまり正確な周期でもなさそうだ、ということもできそうです。

ここからが戯言レベル。無風凧的は、2022年5月6月のプラトーがどうしても気になります。ここで、なぜ減り切ることができなかったのか。いろいろな要因はあるでしょうが、本来はここが第7波だったのではないか、という仮説を立ててみると。死者のピークは、毎年、2月5月9月、というおおよその周期が常に続いていることになります。この中で、2020年の9月、2021年の9月、そして2022年の5月がなんらかの理由で爆発的なレベルまではいかなかった。21年9月と22年5月に関しては、ワクチンの効果かもしれませんが、22年2月と22年9月のピークがありますから、ワクチン効果は限定的という仮説を挙げることができます。

さて。2月5月9月仮説を信じるなら、次は2023年の2月に死者のピークが来ます。これは、2022年12月ころから感染拡大が始まり、1月に感染ピーク、23年2月に死者ピークとなります。昨今、ノーマスク運動やGOTO再開が進んでいます。このまま感染対策がないがしろにされていくと、23年1月の感染者数は、相当大きな数になります。包絡線でピークの線形でいえば、実質は40万人規模ですが、全数把握をするわけではないので、つまびらかにならない。その際、COVID-19の死者数の週毎のピーク値は、線形予測の範囲で2500人程度になります。

上記は、JHUのグラフからの直感的(中二的)な予測です。いたずらに不安をあおる意図ではありません。

弱毒化が進み、被害者が減ることを心から祈っています。

追記: オリンピック悪者説は、このグラフからは棄却される可能性が高い。2021年9月(オリンピック後)の死者数は少なくとも低めに出ています。

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