訃報: 6代目円楽
日本テレビ笑点で人気の三遊亭円楽師匠がなくなりました。円楽師匠のご冥福をお祈りいたします合掌。
無風凧としては、今でも円楽と言うよりは「楽太郎」と呼びたい噺家さんです。決して、円楽を継ぐべきではない、とかいう意味ではありません。楽太郎という名前をもっと大切にして欲しい、という思いです。古典芸能の世界ですから、名跡を継ぐことが一つの出世。でも、自分で名跡を作り出すことができたら、本当の意味での大落語家だ、と思うからです。
そんな意味で、先代が亡くなった後、六代目円楽として引き継いだ時にもちょっと違和感がありましたし、先年は円生を継ぐという話を聞いた時には、正直な話、かなり落胆しました。名跡を残さなくてはならないという責任感も理解できます。しかし、それ以上の「落語家のイノベーター」でいてほしいと願ったからです。
当代随一の人気落語家だったと思います。でも。円楽一門にいたので、生の落語を見たのは数えるほどもありません。(無風凧のメインの寄席は末広亭、その前は鈴本でしたから)。生で拝見したのは、最後はいつだったかなあ、、、20年近く前のような気がします。
これで改めて円楽師匠のご冥福をお祈りいたします。合掌。
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