ただほど高いものは無い
Tカード会社、4千万人分の顧客データを販売へ(コチラ 参照)。
上記は、9月3日の読売新聞の記事のヘッダーです。これを見て、「やっぱりこうなったか」と思うと同時に「ただほど高いものはない」という言葉を改めて実感しています。
数年前、JRのSUICAの行動履歴を研究目的に限り、という条件で利用可能になりました。NTT-Docomoや、AUなどのキャリアは、特にCOVID-19対策と称してGPSを用いた行動履歴を把握しています。そして、今度はTカードです。
上記記事を読む範囲では、「個人名は提供されないものの、個体識別は可能」となっているので、実情は「個人の購入履歴がが丸裸になってしまうようです(正確にははもっと詳細に調べなくては結論できませんが)。しかも、「販売」するということですから、Tカード関係起業以外の、思いも知らなかった人があなたの購買履歴を知ってしまう可能性がある、ということです(少しあおりすぎかもしれませんが)。
ANAマイレージと連携ができる、などの理由で、Tカードを使っている人は多いと思います。これまでは「ポイント還元」というメリットが全面に出ていましたが、これからは、「個人の購入履歴=嗜好情報が外部に知られてしまう」という可能性が大きくなりました。
タダより高いものは無い。世知辛い世の中になってきました。
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