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人的災害とナチュラルリスクの挟間

またまた痛ましい事件が起きました。3歳女児バス置き去り事件(コチラ など参照)。

事件は、通園バスに置き去りにされた女児が、熱射病で死亡したというもの。亡くなられた女児のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にお悔やみ申し上げます。

「故意に」死亡させたのなら「殺人罪」の範疇でしょうが、この事件は、「業務上重過失」の範囲。つまり、現行法上は「過失」です。

過失も、善管注意義務の範囲、業務上の範囲、と色々クライテリアがありますが、結果として起きてしまえば「事前に予測できなかった」という意味では同じです。そして、「予測できるかいなか」「その対策を行うことができるか否か」は、対応する人や仕組み(AIを利用するとか)で決まってしまいます。

そのうえでなお、予測できない事象が起きます。これをナチュラルリスクと無風凧は読んでいます。人間が人間である以上、ある一定のケアレスミスは避けることができません。今回の女児事件の場合は、四重の偶然だ、という記事も読みましたが、これなどケアレスミスの4乗です。ほとんど起きるはずない、と思ってたのでしょう、、、

この「ナチュラルリスク」に対しては、「補償」しか解決策がありません。起きた事象は取り消すことができないのですから。

国は、ナチュラルリスクに対する「補償」の規定を早く作らなくてはなりません。そのうえで、「認可」が絡む場合には、「国が補償する」と、明記することも忘れないようにしなくてはなりません。

 

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