« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »

2022年9月

9月に聴いた音楽(好きな音楽2022年9月)

Youtubeの自動選曲でBGMを決めている無風凧。だったのですが、先日、Youtubeで「ヒーリング・アンビエント系」のBGM(というかBack Ground Sound)にいきあたり、最近は、その手のYoutubeを選んでかけています。

集中力が上がる、とか、心が落ち着く、などなど、、、の名前がついたYoutube音楽。映像も森や川が多かったりするものです。

ずっとかけていて思うのですが、確かに「音楽というより音だな」という感じ。いわゆる音楽が入っていてもそれが全くと言ってよいほど主張しない。環境音という雑音を「シャットアウト」するために、耳のそばでガードしてくれているという感じ。

BGMって、本来そういうものなのかなあ、、、と納得した無風凧です。

| | コメント (0)

COVID-19: 収束方向にあるのか?

買い物に出ると、マスクをしているひとこそまだ多いようですが、行動に際して3密を避ける、などの感染対策をしている人は少なくなってきたように思います。

カフェなどを外から覗いても、平気な顔でノーマスク、というのが珍しくなくなってきました。本当に、COVID-19が終息をしているのなら、本当に喜ばしく、皆さんのようにマスクなしの生活を満喫したいのですが。。。

20220929 実際はどうでしょうか?

右図は、JHUからの転載ですが、日本におけるCOVID-19で亡くなった人数の推移です。これまでも、ほぼゼロになることはありましたが、その後、再爆発しています。特に、第5波から第6波の間は、随分数が減っているのに、、、と思います。ついでの書き加えると、その頃の水準まで減ってはいません。

次の図も見てみましょう。

20220928 同じくJHUからの転載で、これは、世界での死亡者数の推移です。こちらの方は、明らかに減っているように見えますが、、、実際はどうでしょうか?というのは、第7波の動きが少し不穏。基本的に、指数関数的に減るはずのところですが、このグラフからはそれが読み取れない。加えると、ここには示していませんが、死亡者/感染者 に割合が、徐々に悪化しています。これは、複数回感染した人の死亡率が高いことに起因していると思われますが、だとすれば、今後、既感染者の死者数が増える可能性があることを示しています。

早く全面解除に向かいたい気持ちは無風凧も同じですが、今しばらく、おとなしく感染対策をしておくことが無難だと思います。

| | コメント (0)

嘘みたいな本当の話

昨日で%&歳になった無風凧。今日は子供のころを思い出して、小ネタを一つ。

皆さんは、書いてある数字が躍る、とか、書いてない数字が見える、という経験、ありませんか?無風凧は、子供のころ、よくありました。

今でもよく覚えているのは、小学校1年生の時。黒板に先生が算数の問題を書いて、その答えを答えなさい、というありふれた風景で。

先生が問題を書くより前に、無風凧は手を上げていました。なぜかって? 黒板に書かれる文字がもう見えているからです。十中八九、というより、小学校の低学年で数字が見えていた頃に、間違えたのは1回しかありません。「14ー2=」という問題で無風凧は14という答えを出したことが一度だけあります。というのは、先生の書いた14が癖字で、16に読めたから。その一回だけです(黒板に書く前に頭の中にあった答えを、黒板を再確認すること無しに回答したおっちょこちょいです)。

同様の現象は今でもあって。文章を読んでいて、文章自身に矛盾があったり、無茶苦茶あいまいな部分があったりすると、内容を把握する前に首のあたりから腕にかけて、暖かく感じるようになります。この症状が出たら、「注意して読まなくてはならないな」と思ってじっくり読む、ということをします。

なんとなく便利な能力だな、と思った方。ちょっと待ってください。症状が出たら矛盾があることはほぼ確定なのですが、逆は真ならず。症状が出なかったからと言って正しい文章ではありません。だから、結局「じっくり読む」ことに変わりはないのです。あまり、便利ではありません。

加えると、この症状はあまり気持ちの良いものではなくて、大概はイライラに繋がります。無風凧は基本的には短気ではないと思っているのですが、この症状がでると、短気に見えるかもしれません。大人げなく指摘してしまうことも多い(ほとんどの場合、発表者は嫌な顔をするし、会議時間が長くなって同僚に疎んじられる)。会議の資料読んでいるときには、「大人の顔」しているのに苦労することが良くあります。

 

| | コメント (0)

安倍元首相の国葬に思う

今日、安部元首相の国葬が行われました。これだけ世論が反対している中での挙行は、憲政史上稀にみることではないでしょうか。

無風凧は、この国葬が閨閥・世襲政治の「最後のアダバナ」ではないかと感じています。というか、最後にしてほしい。

大きな課題、、、国政だけではなく、今の日本全体の課題と言えますが、、、は、限定合理性、ということに集約されるでしょうか。閨閥も世襲も限定合理性を強めていることは、読者の皆様はご理解いただけると思いまうs。

為政者に限らず、人は自分の持っている情報だけで判断します。自分の周りの人の意見が「世界の全体」と思ってしまう傾向があります。これは、人が人である以上、仕方がないことです。社会科学において絶対の客観的判断はできない、ということです。というか、「判断」という作業が入った時点で、どんなに客観的なデータを集めたとしても、判断者する際に「判断者の気持ち=限定された情報に基づく合理的な解釈」が入ります。だから、どこまで行っても、限定合理性の呪縛から逃れることはできません。

今回の国葬、4割もの欠席者がでたということで、規模も6000人予定が4200人程度だったということですが、このいつ意地をもってしても、どこかで限定合理性が作用したために、誤判断至ったことは、明白でしょう。

この呪縛から離れるためには、究極には「すべての判断=影響の及ぼす範囲」を個人に限ってしまうことしかないのですが、人は社会的な動物ですから、個人で生きていくことはできません。

結局。限定合理性の呪縛から逃れるための「コミュニティ(限定合理性の影響を及ぼす範囲)を小さくすること」と、社会的動物としての人類が「生きていくために必要なサイズまで、個人からコミュニティの大きさを大きくする」ことの、接点を見つけるしかありません。

自分のことは自分で決める。それが実現できる社会であれば、今回の「国葬問題」は起きなかったことと思います。日本の仕組みを改善する時期が来ています。

 

 

| | コメント (0)

「貢献」は本当に世の中のために必要だろうか?

企業教育をしていると「世の中に貢献する」という話が何度も出てきます。ピッチでのプレゼンテーションを初めとして、世の中に貢献するために、という言葉は耳障りも良いですし、共感を得やすい。大学生の就職活動でのエントリーシートにも、「会社に対する貢献」は、よく書かれる内容です。

しかし、世の中が平等で安定であるために、この貢献というのは本当に必要なんでしょうか?もちろん、幸せの総量を増やすことに反対するわけではありません。でも、本当に効果があるのかな、ということをちょっと考えてみた、というのが今日の内容です。

二次元の閉空間における多粒子問題を考えてましょう(分子動力学法を知っている方なら、話が早いと思います)。粒子間には2体の相互作用として引力が働いていると考えます。適当な初期条件の下、シミュレーテッドアニーリングなどの方法で安定解を求めることができます。この安定解、引力ではなく斥力だとしても同じ答えになります。(もちろん、初期値が違いますから、粒子位置の見た目は違うかもしれませんが、物理的な特性は同一になります)

引力が自分に対して施しをしてもらう方、斥力が他人に対して貢献をする方、と考えれば、してもらってもしても結果は同じになるではないか、と考えてしまいます。

だとすれば、本当に貢献するということが必要なのだろうか。平等を安定解と考えるのであればあれば、他人との相互作用がないこち、すなわち、迷惑をかけることも貢献することもないことの方が重要です。これはつまり、自立することの方が重要、ということを指し示してるのではないかと考えてしまいます。

独りよがりの、言葉足らずで申し訳ありません。元物理屋の無風凧。ちょっと暴走気味の妄想をしてみました。

| | コメント (0)

あかりちゃんも一緒に面倒見ちゃうわよ

20220925 はなちゃん先生: 神田明神のあかりちゃんもダイエットちているの?無風凧さんのついでにあかりちゃんも面倒みちゃうわよ!

写真出典: 匿名希望様ご投稿
数万枚あるといわれているはなちゃん先生の写真アーカイブからお送りいただきました。晩年のはなちゃん先生ですね。19日のこのブログによると(コチラ 参照)、神馬のあかりちゃんは、神の国にヒトッ跳びですから、天国で指導ウケることもできますね。

| | コメント (0)

詰将棋: 双裸玉で詰方玉が動く詰将棋(はる筆線屋様作)

すごいものを、発見しました。今年一番の驚き、でもあります(詰将棋に関して、ですが)。

それは、双裸玉で詰方玉が動く詰将棋。無風凧の記事を読むより、すぐに 作者はる筆線屋様 の note を読むことがおススメ です。

コチラ です。)

以前、攻方玉九列移動を考えていたときに、同一飛車で二度王手する、に挑戦したことがあります(コチラ 参照)。これは成功しましたが(スマホ詰パラで発表)、同じ飛車で3度の王手には失敗しました。この時に、双裸玉で同一飛車による攻方玉移動も挑戦しました。が、見事に不成功。今でもチャレンジしている課題の一つです。

作者のはる筆線屋様も、おそらく、飛車でも挑戦されたのだろうな、と思っていますが、角で実現されました。(無風凧は、角では挑戦していません。)

いずれにしても、すごい作品です。脱帽、乾杯(完敗)!

# 図は、著作権がありますので、掲載していません。ぜひ、ご本人のnote (再掲、コチラ )をお訪ね下さい。

 

| | コメント (0)

研究の新テーマ

20210310 まるたろう:無風凧さん、新しい研究テーマ、面白そうだね。僕も手伝いたいな。

写真出典: 自前のM5
新しい研究テーマ。技術的にはこれまで培ってきた色々なテーマの集大成ですが、そとから見えるターゲットは随分違うものに見えているかもしれません。ランキングでもシステム論でも圏論ありません。もう少しまとまってから、このブログでも紹介していきたいと思います。

| | コメント (0)

世論と国政

安倍元首相の国葬問題が落ち着きません。世論としては反対が多い。しかし、閣議決定で国葬が行われる。

国会議員は、国民の声を代表しているはずの間接民主政治。ですが、国政と世論がずれてしまっています。何がいけないのでしょうか?

それは、国会議員が、「そもそも国民の声を代表していない」ということ。国民の声、、、全国民の多数決と定義しておきましょう。その国民の声は、直接一人づつの意見をきくことが最良ですが、コストがかかりすぎる。だから、統計学的な手法になります。世論調査はテレビの視聴率と同じですね。

国会議員の顔ぶれを見てみましょう。男女比率一つとっても、統計的に国民の声を表すことができないであろうことは自明です。同様に、年齢分布も実態を反映していない。などなど、世論と国政がずれるのは当然のこと、と言えます。

これを是正すべきか否か、は一つメタな議論になります。というのは、「本来のあるべき姿」の決め方自身が「多数決でよいのか」の議論があるからです。しかし。ICTが進んでビッグデータ分析が可能になってきた今日、一昔前よりは各段に簡単に直接民主政治の可能性が広がっています。

国民の声を代弁するのが国会、というなら、「直接民主政治にするための技術開発」が始まっても良いように思います。

 

 

 

| | コメント (0)

研究の重要度、研究者の資質(2)

前回記事を書いていて思い出したのですが(コチラ 参照)、私の先輩にこういう方がいらっしゃいます。

彼が大学院の頃、思っただけで文章の作成ができる装置を作りたい、と思ったそうです。今からもう50年前の話です。彼はそのために脳波を測定する装置の重要性を説いて、実験計画を作り、研究資金獲得に奔走したそうですが、当時は夢物語と取り合ってもらえなかったそうです。

2022年の現在、まさにこの手の研究が進もうとしています。言葉を聞いた時の脳波の動きを測定する装置が開発されつつあります(コチラ など参照)。もし50年前に、その技術に対して理解があったなら、もしかしたら日本は AI の世界で世界に先んじていたかもしれません。しかし、結果はどうでしょうか。

研究の重要度、などというものは後からしか分からないものなのかもしれません。それを、今判断しようとすることが、研究の目を潰してしまう結果を導き、ひいては、科学技術の進歩を遅らせているのかもしれません。

| | コメント (0)

組織立ち上げの第一歩

今日は組織立ち上げコンサルの現場の話から。

アントレプレナーな人は組織を立ち上げるということも必要になってきます。言い換えれば、起業する際には必ず新しい組織を立ち上げます。その意味で組織をどのように立ち上げるのかということは最も重要な課題のひとつです。

では、組織立ち上げの第一歩は、何でしょうか。それは、参加してくれる人とビジョンを共有することです。ビジョンとか目的とか成果だとか色々な言い方ができるかもしれません。最終的に自分たちが目指しているものが何であるかということを共有することが第一歩です。

色々な教科書に限らず無風凧の経験上でも、ビジョンの共有に失敗した組織で成功した例は知りません。それぐらいビジョンの共有は大切です。

先日コンサル仲間から聞いた話ですが、とある新規プロジェクトで、ビジョンの共有に相当する作業が行われなかったものがあったそうです。案の上、2年もしないうちにそのプロジェクトは瞑想を始めたとのことです。友人に聞くと、「プロジェクトリーダーがビジョンをまとめるということをないがしろにしていた。自分が第三者的にアドバイスをしたのだけれども通じなかった」と嘆いてました。

プロジェクトを立ち上げる前に色々考えたリーダーであればあるほど、早く結果に結びつけたいから、ビジョンの共有よりもワークの割り振りに目がいってしまうことになります。よほどカリスマ的なリーダーであればそのようなやり方でもうまくいくかもしれません。しかしそれでも無風凧はその事例をしません。それほどまでにビジョンの共有は大切です。

アントレプレナーの皆さん、少なくとも立ち上げ期は、言い換えればお金で労働力を買うというフェーズに来る前は、ビジョンの共有こそ最も大切なことだと心得てください。

 

| | コメント (0)

天高く馬肥ゆる秋

20220919 あかりちゃん:秋は私も太るのよ。無風凧さん、一緒にダイエットに励みましょうね。

写真出典: 匿名様ご投稿
無風凧があかりちゃんのファンだということをご存じなのでしょうか?匿名の方からお送りいただきました。あかりちゃん、とは神田明神の神馬です。リハウスしてから、以前より幸せそうです。

| | コメント (0)

研究の重要度、研究者の資質

大学の教員なりたい人のほとんどは、、、研究をしたいから、でしょう。研究したい。 積極的に研究者になりたいわけではなく研究以外の仕事ができない、という稀有な人もいるでしょうが、いずれにしても研究したい。

では。その人の希望する研究は、どの程度重要なのでしょうか?そして、その人の「研究者としての素質」はどのように考えればよいのでしょうか?

そもそも、として測れるものでしょうか?

研究者の世界は、実力一本勝負ではない。成果が出るということと、その人の資質・実力があるということは、まったく別。加えて、研究が重要か否かはわからない。現時点でそれら「重要か否か」をどのように判断するのか。

1) 識者とか大御所と呼ばれる一部の人の「限定合理性」の中で判断される

2) 研究者の「インフルエンサー」的なロビー活動の効果が大きい

3) 公金を使う場合は、「まったく専門外」な官僚の判断にゆだねられる

の3点をもってしても、本当に重要なものか否かの確証が下がっていくことは間違いないでしょう。

大器晩成、という言葉があります。二十過ぎればただの人、という言葉もあります。これらは、実力が変わらずに、環境=取り巻きの扱いが変わると考える方が、合理的な説明ができます。

ということで。限られた研究職というポジション。どのようにして決めればよいのでしょうか? このネタも続きそうです。

| | コメント (0)

詰将棋: 車図式の最長手数記録を狙え!

20220917 土曜日は詰将棋の日!ということで、今週も駄作を発表します。

車図式=飛車と香の二色詰将棋 のことです。作ってみると、意外と作りにくいものであることに気づきます。その「車図式」に少しこだわっている無風凧です。(例: 先日の作品もご覧ください コチラ)。

おもちゃ箱のTETSU様に教えていただいたところ、飛2香4を使い切った場合の最長詰め手数は21手詰とのことです(おもちゃ箱 は コチラ )。前回の無風凧作は17手ですから、あと6手伸ばせば、記録になります。

さて今日の詰将棋。車図式ではありますが、香は3枚です。4枚使い切ってはいません。その意味では、記録とは条件が違いますが、29手です。

この詰将棋は、余詰か無駄な迂回か、の判断に迷う大傷があります。一応、柿木判断では「迂回」と出てくるのですが、無風凧的にもすっきりしたものではありません。

初期画面に成り駒を入れるのが嫌いな無風凧にとっては、91の成香が心残りでがあります。これを、生香にすると、4手短くなるのです(詰将棋としては成立しています)。悩んで4手長い方の「成香」にしました。

また、非限定がいくつかあります。特に15手目はご注意ください。

| | コメント (0)

人の資質としての「位置、速度、加速度、加加速度」その3

さあ、このテーマも3回目です。1回目(コチラ)、二回目(コチラ)もぜひご覧の上、お読みください。

皆さんも、自分の周りの人を、見まわしてみて下さい。各々の顔が浮かぶのではないでしょうか?上司、部下、同僚、、、自分の周りに、4つのタイプの人が居ることが分かると思います。そして、、、仲の良さそうな人同士を思い浮かべて下さい。

無風凧のこれまでの観察の中では、上司が右(加加速度に近い方)で、部下が左(位置の人)であれば、所謂秩序を守った定常型の組織にはなります。もし、上司が位置の人なら、部下は必ず位置の人です。逆転すると、チームは雰囲気が悪くなります。

仲間同士を考えると、同様の組み合わせが見られます。でも、加加速度の人同士が一緒にいることはありません。加速度の人もなかなか両立は難しい。船頭多くして舟山昇る、という感じでしょうか。

でも。次世代を担うべき人は、加加速度の人です。加加速度の人は、一般的には若い。上下逆転するから、受け入れられない。大概は疎んじられて外に出される。それでもなお生き残るリーダーシップを持っている人、その人こそが、真のリーダーでしょう。

さて今日の最後に。一国の宰相は、どのタイプの人が適しているでしょうか。

| | コメント (0)

ブイヨンを使ったケチャップ味スパゲティ

久しぶり(笑)スパゲティの話。

これまで、1.7mmを使っていましたが、最近は少し細めの1.55mmのものに挑戦しています。1.7mmに合わせた具材の切り方や茹で方はだんだん慣れてきましたので、今度は1.55mmです。ペペロンチーノに関して言えば、これより少し細めなので、工夫しなくてはなりません。1.7mmと1.55mmどちらが美味しいペペロンチーノになるか、今から楽しいです。

ペペロンチーノはまだまだ改善の余地がありますが(美味しいレシピを紹介します)、今日は、1.55mmで作ったブイヨンを使ったケチャップ味スパゲティが美味しかった話。

具材: 鶏胸ミンチ100g、オリーブオイル、ニンニク、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、シメジ、スパゲティーニ、マギーブイヨン1個、お湯150㏄

1)スパゲティーニをレンジ茹(水から)します。合計10分。ここからスタートです。

2)ブイヨンはお湯で溶かしておきます。

3)オリーブオイルで、ガーリックオリーブオイルを作り、そこにミンチ他の野菜を入れて火を通す。

4)一通り火が通ったら、2)を入れて、一煮立ち。

5) ケチャップ、砂糖、インスタントコーヒー、ブランデー、ソース、胡椒で味付けします。

6) 丁度、スパゲティーニがゆであがるので、フライパンに投入。約2分間、なじませます。

ボロネーゼより、さっぱりした、でもコクのあるスパゲティになりました。いわゆる「ナポリタン(無風凧はケチャベチャと呼んでいますが)」より、随分大人味です。

以上で今日の料理講座は終了。

 

| | コメント (0)

「あのお客様はお店に協力的なので注意できません」という飲食店はアリか?

先日。 とある天ぷら屋での話。無風凧をはじめ、ほとんどのお客様は黙食をしている状態で。ある4人組だけ、メートルを挙げつつありました。

当初は、気を付けていたのでしょうが、ピッチが上がり始めて大声が耳に着くようになりました。なので、お店の方に、

「少し、静かにしていただけるようにしていただけませんか?」

とお願いしたところ、店員曰く

「あのお客様は、お店に協力的なのでお願いはできません」

無風凧にとって、あまりに想定外の返答で、ハトが豆鉄砲です。

1. お店に協力的だということ(常連の言い換え?)だと、ほかの客に迷惑をかけてもよいのか?

というのが、最初に浮かびます。迷惑をかけているか否かはどういう基準ではんだんするの? この時点で無茶苦茶だと感じます。さらに、

2。 うるさいかどうかは、お客様同士の事ですから、お店は口を出さないことになっています」。

こちらに至っては、噴飯もの。お店の秩序を守るように努力するのは、お店の役割です。すくなくとも、秩序を守ることはしない、という宣言をお店がしているということはありえません。

その上で、ふてくされたように(明らかに面倒くさそうに)

3. もう残り少なくなっていますが、向こうの席に移りますか(残り少ないから、それくらい食べてさっさと出ろ、といわんばかり)

さいごのは、言い方の問題だと思います。少なくもこの言い方は気に油を注ぐ結果。

あきれてものが言えず、残りは食べずに支払いだけ済ませて外に出ました。

最後に。

こんなお店でも、実名を挙げると営業妨害になって、刑事罰の対象になるのは無風凧です。だから名前はあげられません。これも、憤懣やるかたない気持ちでいっぱいです。

| | コメント (0)

非常勤の雇止め問題に端を発して。

昨日は、小中高の教員のブラック環境の話を書きましたが、今日は大学非常勤教員の雇止め問題。

実際、どの程度の方が雇止めになっているのか、、、実は、ちょっと調べた範囲では不明なのです。有期から無期に転換する権利を持っている人の数は、3700人らしいのですが(コチラ 参照)、NetNews上で調べても、早稲田大学、慶応、阪大、専修など例は出てくるのですけど、全数把握はありません。実態はどうなんでしょうか?

いささか古い朝日新聞の記事を引用すると、大学教員(無期)は18万人、非常勤は16万人ということになっています(コチラ 参照)。約半数が非常勤。16万人の中で、3700人(2.3%)しか無期転換の権利をもっていない、、、というのは、上記数値の条件理解がどこか不足しているのだと思います。

そこで、まず条件理解を少し考えてみたのですが。

1) 名誉教授や特任教授の中で、知名度を上げるための教員が相当数存在する。(青森大学の福山客員准教授を例としても良いでしょうか?)

2) 非常勤教員で、複数の大学を掛け持ちしている方は、どこか一つの大学にかぎると年数が届かない

3) プロジェクトに所属している教員で、雇用主が変わっているために同じ業務をしていても積算で10年に届かない

などが脊髄反射で挙げられます。とするると、無期転換の有資格者の問題より、2)3)の数の実態把握の方が重要なのではないか、と思ってしまいます。

ところで。無風凧は思うのですが、大学で本当に研究業務ができている教員って、どの程度いるのでしょうか?昨今、研究教員と実務家教員という区分けが始まっていて、実務家教員の中には研究能力が著しく低い方がいらっしゃるという話を聞いています。また、非常勤教員の方からは、非常勤の掛け持ちを行い、教育に明け暮れるため研究する時間が少ない、という愚痴を聞くことがあります。

加えると、研究教員の中にも、公務と称する事務作業に追われ、だんだん論文が欠けなくなってしまった、という方は少なくありません。論文の指導して、セカンドオーサー以降に名前が載せるのが精いっぱいだよ、と自虐的に語ってくれた方もいらっしゃります。研究のプロデューサーではありますが、もはや研究者ではありません。

このように考えると。大学は、研究機関としての役割を忘れかけているように思います。少なくとも、無風凧が知っているほとんどの大学で、教員に日々求められているのは公務と教育。研究は業績報告の際に書くだけ。

とすれば、大学における教員の役割を変える必要が出てきます。学校教育法の改正が急務ということになります。そのうえで、教育教員と研究教員を分ける。分けたうえで、必要な教員数を算出する。研究教員のキャリアパスは研究を続けることでしょうが、後輩に研究能力で抜かれたと思えば、潔く教育教員に転身する。

そもそも論として。優秀な研究教員が優秀な教育教員ではありません。

おっと、何を書きたかったのかわからなくなってきたので、今日はここまで。

 

 

| | コメント (0)

教員のブラックな環境を緩和するために

小中高の教員のブラック待遇が社会問題になっています。大学の非常勤講師の雇止めと同様に、教員就職はいま、とってもホットです。今日は、小中高の教員不足の問題について、考察していきます。

これだけブラックと叫ばれ、一説には一人当たり月123時間の残業(コチラ 参照)と言われています。法定労働時間の約1.5倍ですから、教員数を今の1.5倍にしなければ「残業のない」世界にはなりません、、、が。一気に増やすとそれはそれで、問題が起きることも簡単にわかります。

1) その原資をどうするのか?
2) これから訪れる少子化時代に、どのように教員数を調整して(減らして)いくのか。
3) 新しい課目に対応する教員を確保することができるのか(例:情報や、探求など)

など、一目です。

無風凧は、自分の経験上、オンライン一辺倒というのは教育効果を担保できない、という立場です。科目や到達目標によって、2022年現在から向こう10年でオンライン一辺倒にするのは無理だと考えています。

しかし。オンラインを使わない手はありません。というのも、講義型(一方通行)の場合、オンラインは無限に沢山の人に平等な講義を提供することができます。もっと言ってしまえば、「標準課程」の録画を配信すれば、日本中に平等なコンテンツを配布 することが可能です。

同様に、進捗や理解に合わせた複数のビデオを作っておけば、進捗の早い子、遅い子に対応することも可能です。体調を崩して欠席しても、オンデマンド型の配信をしておけば、いつでもフォローができます。理解の早い子は、どんどん飛び級していけるかもしれませんし、得意科目のみを伸ばしていくということも可能になります。(無風凧は中学1年の時には中学の数学は終わってたので、もっと伸ばたかもしれません、、、これくらいでは天才ではないですけどね。)

おそらく。沢山の教育者が、上記のようなシステムを考えていることでしょう。では、なぜそれが表に出てこないのか、、、GIGAスクール構想もこのような視点での教材作成をすればよいのに、、、、と思いますが、なぜか出ていないようです。

おそらく。成績判定が難しいからでしょう。というのは、進捗に合わせて「試験」をするとすれば、公平性を担保するために「無限に沢山の問題」を作らなくてはならない、と文科省の役人の方や教育現場の教員も思っているからでしょう。でも。それこそAIの得意とするところで、オンデマンド配信型科目のテストは、データベース対応が非常に簡単です。

他には、「教員の仕事がなくなることに対する防御」というのもあると思いますし、学派によって「標準の作り方論争」することでなかなかまとまらないから、というのもあるでしょう。無風凧視点ではあまりに些末事で、お話になりません。

勿論、オンラインにできない科目もあります。それは、旧来の方法が必要になりますが、科目の「半分をオンライン型にする」とすれば、今の教員数で、ほぼ残業なしにできます(マクロな視点での概算です)。子供の視点でも利点が多い。いかがでしょうか?

| | コメント (0)

次の戴冠行進曲はだれが作る?

英国のエリザベス二世女王が崩御されました。70年7か月という長きにわたる女王、お疲れさまでした。ご冥福をお祈りします。

エリザベス2世の前の英国王、だれだか即答できる方はいらっしゃりますか? そう、映画「英国王のスピーチ」で取り上げられたジョージ6世です。ジョージ6世は、第二次世界大戦時代ですが、映画を見て親近感がありますので(失礼!)、更に身近に感じます。

映画でしかジョージ6世のことを存じ上げませんが、その長女がエリザベス二世ということを考えると、あらためて「血は争えない」と思います。二代続けて、素晴らしいKing(Queen)でした。

新国王のチャールズ三世。70になっての戴冠は、英国史上最高齢ではないでしょうか?もしかすると、世界でも最高齢かもしれません(大統領ならもっと上を行く方がいますけど)。

さて。ジョージ6世、エリザベス2世の戴冠の際の行進曲は、Sir Wiliam Waltonが作曲しました。ジョージ6世のCrown Imprial, そしてエリザベス二世のOrb and Sceptre は、いずれも名曲中の名曲。無風凧の大好きな曲で、吹奏楽編曲版なら多分両方とも演奏したことがあります。Crown Imperial のTrioは、最も好きなTrioです。(蛇足:Army of the NileのTrioで、Cornetのカウンター・メロディーも捨てがたい)。

ということで、無風凧の興味は新名曲の誕生が楽しみだ、という方に移っていきます。作曲者Waltonは1983年に帰天していますから、今度はどなたが作るのでしょう? 今から楽しみです。

| | コメント (0)

詰将棋:新飛車は取られるのか4

20220910 毎週土曜日は詰将棋の日!という訳で、今回も「新飛車はとられるのか」の新作です。

飛玉飛の3×3の中に、ほかの駒が入っていない、という初形の実現を目指して作りました。

初形の珍しさを求めている詰将棋は、手順が陳腐になりがちなのですが、この作品は結構見どころ満載!だと思います。特に、
1)二枚の飛車は共に成り捨て
2)4手目の限定
は結構気に入っています。あ、ヒントになってしまいましたか。

どうぞ楽しみ下さい。

| | コメント (0)

4本脚のカラス

無風凧画伯の傑作の一つに、「4本脚のカラス」という作品があります。

幼稚園か、小学校の1年生の頃の作品です。お絵描きの時間に、目の前にいたカラスを写生したものです。。。が、なぜか、脚が4本。

無風凧は断じて主張しますが、想像で描いたものではありません。目の前のカラスを描いたのです。が。大人は誰も判ってくれなかった。

当時の無風凧は、「鳥は二本足、犬猫は4本足」という知識もなかったころの話です。だから、本当に4本脚のカラスはいたと思うのですが、、、今となっては証明しようがありません。でも、無風凧の記憶の中では、今でも4本脚のカラスが残っています。

補:傑作「4本脚のカラス」は、引っ越し荷物にまぎれたのか、現存しません。

| | コメント (0)

人的災害とナチュラルリスクの挟間

またまた痛ましい事件が起きました。3歳女児バス置き去り事件(コチラ など参照)。

事件は、通園バスに置き去りにされた女児が、熱射病で死亡したというもの。亡くなられた女児のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方にお悔やみ申し上げます。

「故意に」死亡させたのなら「殺人罪」の範疇でしょうが、この事件は、「業務上重過失」の範囲。つまり、現行法上は「過失」です。

過失も、善管注意義務の範囲、業務上の範囲、と色々クライテリアがありますが、結果として起きてしまえば「事前に予測できなかった」という意味では同じです。そして、「予測できるかいなか」「その対策を行うことができるか否か」は、対応する人や仕組み(AIを利用するとか)で決まってしまいます。

そのうえでなお、予測できない事象が起きます。これをナチュラルリスクと無風凧は読んでいます。人間が人間である以上、ある一定のケアレスミスは避けることができません。今回の女児事件の場合は、四重の偶然だ、という記事も読みましたが、これなどケアレスミスの4乗です。ほとんど起きるはずない、と思ってたのでしょう、、、

この「ナチュラルリスク」に対しては、「補償」しか解決策がありません。起きた事象は取り消すことができないのですから。

国は、ナチュラルリスクに対する「補償」の規定を早く作らなくてはなりません。そのうえで、「認可」が絡む場合には、「国が補償する」と、明記することも忘れないようにしなくてはなりません。

 

| | コメント (0)

人の資質としての「位置、速度、加速度、加加速度」その2

昨日の続き(コチラ 参照)。

今日も、少しだけ「数学(算数)」を使って、物理学とのアナロジーで話をすすめます。できるだけ分かり易く書きますから、最後までお読みください。差分方程式や発展方程式の数値解法をご存知の方は、より分かり易いかと思います。

まず、ちょっとだけ準備。

ある時刻Tn、そして、その時間より△t進んだ時間をTn+1、二倍の△tだけ進んだらTn+2、と書くことにします。反対に、△tだけ過去に戻れば、Tn-1、と書きます。

位置をR、速度をV,加速度をA,加加速度をJと書きます。そして、これらに時間を入れます。時刻Tnの位置は、Rn, 時刻Tn+2の加速度はAn+2のように書くと、約束しましょう。

Vn= (Rn ― Rn-1) / △t

このように書けること、ご理解いただけますか? 速度は、動いた距離を時間で割る、ということを思い出してもらえば、ああなるほど、とうなずいてもらえるでしょう。同様に、

An = (Vn+1 - Vn )/△t = (Rn+1 ー 2Rn + Rn-1 )/ (△t)^2 

Jn = (An - An-1) / △t  =  (Vn+1 - 2Vn ーVn-1 )/(△t)^2 = (Rn+1 ー 3Rn + 3Rn-1 -Rn-1)/ (△t)^3 

のように書けるとします(このように、小さな時間で区切ることを「差分化する」と言います。数学的にはもっといろいろな差分方法があるのですが、今日の話は「アナロジーの為の概念把握」でよいので、このまま進めます。

さてここまでが準備。

位置の人は、Rn=Rn+1=Rn+2=..... つまり、「変わらないことには無類の力を発揮する」。

速度の人は、Vn=Vn+1=Vn+2=....... つまり、「一定の変化をし続けることに無類の力」を発揮する。

加速度の人は、An=An+1=An+2=...... つまり、「変化の方向を決めていくことに無類の力」を発揮する。

加加速度の人は、その先、「あるべき姿を決めることに無類の力を発揮する」となります。

一人の人が、場面場面で複数の特性を持つことはありますが、その人の「素」の部分(本能とか遺伝形質)では、ほぼどれかに分類されます。

どれが優れているか、ではなく、人の特性として、このように考えることが可能です。そして、無風凧の観察の範囲では、お互いが相いれることは特定の条件が必要です、というところで、続きは改めて。

 

| | コメント (0)

人の資質としての「位置、速度、加速度、加加速度」

色々な人と付き合っていると、定常業務を卒なくこなすことが得意な人、問題を発見することが得意な人、解決案を見つける人、まったく新しいことを考える事が得意な人、など、色々な資質を持った人に出会うことが出来ます。

元物理学専攻の無風凧の視点では、位置、速度、加速度、加加速度、、、に置き換えて考えることで、合点しています。

(あ、その前に位置の時間微分が速度。速度の時間微分が加速度。そして、加速度の時間微分が加加速度、ということは前提として、以下は話をします。時間微分というのは、「変化率」という意味です。例えば、速度は「位置が単位時間中にどれだけ変化したのか」ですし、加速度は「速度の変化」です。さらには、加加速度は加速度の変化です。)

定常業務、つまり日々変化しない毎日を過ごすことを得意としている人は、位置、に比定する。世の中の大半の「仕事」と呼ばれているものはここに分類されますし、プロジェクトマネジメント的に考えれば、ワークファイルの内容は、

日々変化を求めている人は、速度、に比定する。この人たちは、同じ作業はしないし、常に新しいものを作り出すのだけど、その形式を変えることは少ない。ある意味では動き続けていないと死んでしまうマグロみたいなタイプ。この人は、外から見たら常に新しいものを作り出しているのだけど、逆に「定常業務」は不得意な場合が多い。このように考えると、新しいことを考えることが出来ることが決して偉いわけではありません。

加速度は、、、物理が得意でない人も、F=ma のニュートンの方程式は見たことがあるのではないでしょうか。この a が加速度です。何もしなければ流れていく今の世の中を、変えよう!という力を発揮しようとする人です。課題発見する人は、ここに分類されることが多いと感じます。つまり、日々を「哲学的な意味で批判的に観察している」人の事でしょうか。この人は、周りを巻き込むことが出来れば起業家、巻き込むことが苦手なら変人、ということになります。

最後に加加速度。ジャークもしくは躍度とも呼ばれます。これは、物理を勉強している人でも、あまり馴染みが無いかもしれません。でも、重量挙げのジャークの語源がこの加加速度(ジャーク)だ聞けば、理解できるのではないでしょうか。若しくは「躍度」という漢字の意味から類推する方もいらっしゃるかもしれません。力に変化を加えます。力が、速度(正確には運動量というべきでしょうか)を変えるものだとすれば、加加速度はその「力」を変えるものです。

今の時流をみるのみではなく、より先をみて、理想を追いかけます。加速度な人が批判的に観察して、課題を見つけることに長けているとすれば、加加速度的な人は、それを超越したところで理想を語ることができる人、ということになります。現状の解決方法を述べるのではなく、その先の理想を語る人。織田信長であり、坂本龍馬であり、西郷隆盛であり、、、と言っても、歴史上の人物として知っているだけなので、無風凧が「会話をして」そのように感じるかは別ですけどね。

この話は、明日に続きます。

 

| | コメント (0)

多様性を認める社会は、多様性を認めないという多様性も認めなければならない。

お経のような、早口言葉のようなタイトルになってしまいました。(あまり難しくはない早口言葉ではあります)。

「多様性を認める社会は、多様性を認めないという多様性も認めなければならない。」

この命題は、矛盾を含んでいることはご理解いただけると思います。クレタ人のパラドックスと同じ構造です。

このパラドックス、最近、二つの場面で国民が逆の行動をとっているから不思議です。

LGBTQ活動の場合。LGBTQを認めようという(性の多様化を認めよう)という人たちの意見は受け入れられますが、LGBTQを認めたくない、という意見は、受け入れない。結局、性の多様化以外の多様性は認めていない、という活動のように見えます。一種の矛盾を感じます。

マスク運動も同様の構造が見えます。マスクは「法的に」着用が義務つけられているものではありません。ただ、公共設備や交通機関などでは「お願い」として、マスクの着用を促しています。そして、マスクしない派の人たちがいます。しない派の人たちは、するのもしないのも自由、という趣旨である意味「多様性」を主張しています。そして、マスク派の人は「感染拡大防止のためにマスク着用」という多様性をある意味否定した主張をしています。

マスク派の人は、多様性を認めようとしていませんから、自己矛盾をは起こしていない。しかし、反マスク派の人は、マスク着用に関しては多様性を、認めてほしいと言っているのですが、「判断は個人にゆだねるべき」という単一の意思決定を主張しています。つまり「多様性を否定している」。

現時点(2022年9月時点)では、LGBTQに関しては、矛盾を認めている(LGBTQ運動を擁護している)。しかし、マスク問題は矛盾を認めず、反マスク運動を否定している(反マスクは、現時点では多数派ではない)ように見えます(無風凧の直感的判断です)。

面白いな、と思いませんか?

 

| | コメント (0)

経営のイノベーションジレンマを助長するもの=株主

SDGsを実現するために最も必要なこと。それは、経営テクノロジーに関しても、イノベーションのジレンマに陥らないようにすることと共に、経営目標自身の「Sustainable Goal」です。

経営目標のSustainable Goalのために、何が必要か。ズバリ、株主の理解です。現在の株式会社という枠組みは、株主価値の最大化、ということが当然のように謳われています。株主は、継続的に利益(配当、還元)を増大してほしいもの。だから、経営テクノロジーのイノベーションのジレンマに関係なく、利益を追求します。よって、Sustainableなゴールにならず、青天井ゴールということになってしまいます。

このように考えれば。

SDGsを実現する第一歩は、株式会社における「株主価値のSDG」だと結論できると思うのですが、いかがでしょうか?

| | コメント (0)

ただほど高いものは無い

Tカード会社、4千万人分の顧客データを販売へ(コチラ 参照)。

上記は、9月3日の読売新聞の記事のヘッダーです。これを見て、「やっぱりこうなったか」と思うと同時に「ただほど高いものはない」という言葉を改めて実感しています。

数年前、JRのSUICAの行動履歴を研究目的に限り、という条件で利用可能になりました。NTT-Docomoや、AUなどのキャリアは、特にCOVID-19対策と称してGPSを用いた行動履歴を把握しています。そして、今度はTカードです。

上記記事を読む範囲では、「個人名は提供されないものの、個体識別は可能」となっているので、実情は「個人の購入履歴がが丸裸になってしまうようです(正確にははもっと詳細に調べなくては結論できませんが)。しかも、「販売」するということですから、Tカード関係起業以外の、思いも知らなかった人があなたの購買履歴を知ってしまう可能性がある、ということです(少しあおりすぎかもしれませんが)。

ANAマイレージと連携ができる、などの理由で、Tカードを使っている人は多いと思います。これまでは「ポイント還元」というメリットが全面に出ていましたが、これからは、「個人の購入履歴=嗜好情報が外部に知られてしまう」という可能性が大きくなりました。

タダより高いものは無い。世知辛い世の中になってきました。

 

| | コメント (0)

詰将棋: 新飛車は取られるか3

20220904 毎週土曜日は詰将棋の日! ということで、今週も駄作を発表します。

狙いは7手目の限定だったのですが、推敲している途上で合駒問題になってしまい、望外の良問になりました。

とはいえ、いかにも、の16歩は何とかならないかなあ、、、、どなたか、ご指導いただけますよう、お願いいたします。

追記:この詰将棋は、左右反転した実戦からの取材です。

| | コメント (0)

究極のSDGs

昨日の続き(昨日の記事は コチラ)。

無風凧が経営学を勉強したとき、「経営者の最初の仕事は、次の経営者を見つけること」というの習いました。当時、大企業に勤めていましたので社長交代のことを思い浮かべたのですが、なんとなくそういうものかなと思っていました。今思えば、次の経営者を見つけて育てることにより、自分の経営テクノロジーを承継するとともに、イノベーションのジレンマにならないようにするための一つの方策なのかなと合点がいきます。

自分の子育ては間違えていたかどうかが分かるのは自分に孫ができた時だ、ということを聞いたこともあります。これは、自分の子供の子育ては自分の子育てと同じでしょうから、自分の子育てを客観的に見て判断するということだと習いました。この伝でいくと、経営者が自分の経営方法は正しかったかどうかを判断するのは、自分の2世代あとの経営者がどのように育ったからだということができます。

経営者の世代が変われば、当然目標も変わります。もちろん時代の進行により、企業環境も変わっているでしょう。その環境に適応していくためにも、目標は言うに及ばす、色々な経営テクノロジーも変わらなくてはなりません。このような環境下で企業が生き残っていく、これこそ本当の意味でのSDGsではないでしょうか。

 

| | コメント (0)

経営テクノロジーの「イノベーションのジレンマ」

日本電産の永守さんが、またCOOを変えそうです(コチラ など参照)。今年の4月にCEOに復帰したときに予兆はありましたので、驚きはありません。

永守さんは、今78歳。まだまだ現役、頑張れる、ということはわかりました。しかし。ここからが今日のテーマです。

日本電産という企業経営を考えてみます。

良くも悪くも永守イズムという経営テクノロジー。ここまではうまくいっていました。でも、これから先、世の中の変化、技術の進化、そして経営者の承継など、いつまでも永守イズムが通用するわけではありません。人の寿命のことを考えれば、必ず「テクノロジーの代替わり」が存在します。これが遅れるのは、経営テクノロジーの「イノベーションのジレンマ」に比定されます。

今すぐ結果が出なければ、「自分がもう一度」と考えることは理解できます。でも後進を育てる、それは今の結果だけで測定できるものではありません。地道に力をつけていき、出藍の誉れを待つ。それが本当の意味で更新を育てることではないでしょうか?

 

 

| | コメント (0)

« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »