読書感想文
夏休みの宿題の定番と言えば、読書感想文と工作と自由研究。あとは絵日記かな?
お盆も過ぎて、ラストスパート!と思っている子はほとんどいなくて、最後の2日くらいにまとめて遣っちゃう子が多いのではないかと思います(コチラ 参照)。
さてその「読書感想文」。先日、元大阪府知事の橋下さんが、TVで「読書感想文は不要」と宣ったそうです(コチラ 参照)。
記事によると、
「文章を見て、論理的にきちんと文章を読み解けるか」が大事だと主張し「感想文なんて感想だから、意味ないんです」
とのこと。番組を観ていないので、引用の記事だけに反応する形になりますが、無風凧は「読書感想文が必要」と反論します。
反論1. 感想に意味が無い とはどういう意味か。
反論2. 読書感想文の課題が、論理的に文章を読み解く練習になっていないという主張は、何を根拠にしているのか。
反論3. 読み解くことだけで十分なのか?
橋下さんなら言を並べて反論の反論をすることと思いますが、文章での回答をお願いすると、どうでしょうか?上記文中に答えがあるように思います。
“作者の意図は何ですか?”って(選択肢が)アイウエオになってるんですけど、その答えは僕の意図と違うんですよ。
橋下氏が、自分の意図をきちんと伝える文章が書けていないことの証左ではないでしょうか?
橋下さんは弁護士。弁護士としての文章は優秀かもしれません。しかし、それは、読者が裁判官という前提です。一般の人に向けての文章が分かり易いということを意味していません。ぜひ、読書感想文を書いて、一般の人に自分の感想を分かってもらう練習をしてほしいものです。
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