倍加速度は少し落ちてきましたが、COIVD-19の感染拡大は止まりません。勢い、重症者数、死者数も増えています。超過死亡数の統計が出るのはまだまだ先ですが、統計的上限を超えていることは間違いないでしょう。
さて。
医療崩壊が叫ばれています。端的に言えば、患者対応するだけの事務及び医療スタッフのキャパがない。ベッド数こそまだ上限には達していませんが、余裕をもって見ていられるほどのベッド数ではありません。
医療崩壊の原因は何でしょうか?
「濃厚接触者により、スタッフが足りなくなっているから。だから、二類から五類に変えよ」・・・①
と、声高に叫んでいる方々がいます(コチラ など参照)。急場しのぎ的には、正論のようにもみえます。
「陰性証明取得が医療現場の負荷を附茶している」・・・②
という方々もいます(コチラ など参照)。さらには、
「風邪と同じで自宅養生すればよい。急変したら医療機関に行けばよい」・・・③
という方もいらっしゃります。
①は、言下に否定できます。濃厚接触者による自宅待機で医療体制がたもてないのではありません。すでに、患者数がキャパを超えています。
②は、気持ちはわかります。でも、クラスターが発生した場合などの影響を考えると、「感染拡大を抑える活動」の一つとして、陰性であることは安心感を与えます。この安心感と「拡大防止」を考慮すると、一概に陰性証明を辞めさせる効果は、持続する効果よりも小さい。
③は、噴飯ものです。急変したら間に合わない。その恐怖があるから、みなさん戦々恐々としているです。また、先日も書きましたが、自分が軽症であると冷静に破断できる人は少ない。基礎疾患を持ってる人に限らず、軽症のうちに手を打ちたいというのが人間心理でしょうし、ワクチン効果が薄れていると叫ばれている昨今、疑心暗鬼になり、医療機関にかかることは想像に難くありません。
つまり、野放しにする方が、医療崩壊を助長します。医療だけが崩壊するのなら良いですが、その結果(いささいか「風がふけば桶屋が儲かる的な仮定」は入りますが)、社会インフラの停止をはじめとした経済崩壊を迎えかねません。
再度、本質を見直しましょう。
「根本的に感染者数を減らせばよい」
色々考えると、結果として、これ以外に有効な方法はありません。
ではどうすればよいか。空気感染が相当数認められる現在、何ができるかと言えば、「自分は感染しているかもしれないから感染拡大はさせない」という行動をとること。防衛手段としては、「接触(会話を含む)を少しでも減らすこと」。これ以外ないわけです。
性善説の努力目標で達成できないなら、強制力を持って行うこともやむなし。行動制限に舵を切るときが来たのかもしれません。
幸い、無風凧の試算では、BA5だけなら、8月中旬以降新規感染者数は減る予測です。9月末には、ある程度の終息宣言ができそうです。でも、これは、ケンタウロスがない場合の試算。ケンタウロス対策を考えると、、、やはり、本質に戻った対策が必要です。
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