Fランは名誉棄損か?
面白い記事を発見しました(コチラ 参照)。大学を、SランクからFランク、もしくはGランクまでにランキングするのは、今はもう見慣れた風景です。上記記事によると、「Fランとつけること自体に、名誉棄損や営業妨害などの可能性がある」ということだそうです。
たしかに。Fラン=偏差値低い、というコンセンサスがあるように思いますから、Fランに「ランキング」されること自体が名誉棄損だと感じる人もいることは否めません。少なくとも、その大学の経営者にしてみれば、「Fランと呼ばれるようになったから学生募集がうまくいかなかくなった」と営業妨害を主張したくなる気持ちも良く判ります。
でも。これを言い始めると、将棋の順位戦のクラス分けも同様でしょう。かつてA級で指していた棋士にとって、B1、B2と言われることは事実であるにしてもなかなか受け入れがたいものであることは容易に想定できます。
相撲も同じです、、、幕内から序二段まで降級すると、随分不名誉な言われ方をするでしょう。
ただ、将棋も相撲も、名誉棄損だ営業妨害だ、という話は聞きません。なぜでしょうか?
無風凧の結論は。
評価軸がもともと存在していて、もしくはほかの要因で決定されている場合は、甘受できる。つまり、原始ランキング(PR)がある場合は、名誉棄損や営業妨害とは言われない。でも、多数決で決められるランキングの場合、、、つまり、SRの場合は、名誉棄損だなんだと言われる。
大学の格付けは、偏差値で決まっているように皆さん思っているのかもしれませんが、逆説的に「SR」が主軸であり、偏差値によるに見えることは「たまたま」の現象だということだと結論できます。(ちょっと舌足らずな表現)。
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