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庭に水(電力逼迫問題)

梅雨が明けたと思ったら、ここ数日、うだるような暑さです。テレビでも、熱中症対策が連呼されています。そして、熱中症対策を行う際に必ず問題になるのが電力逼迫問題。簡単に言えば、エアコンなどで消費する電力が、供給電力上回る可能性があるということです。

供給量を上回ったらどういう問題が起きるか、、、第0近似では、全部停電してしまう、が答えでしょう。もっとも、電力供給網の研究も進んでいますから、停電の地域はごく限られるだろう、とは思いますが。

しかしそもそも、本当に必要な電力が消費されているのでしょうか。今回問題提起するのは、28度を守りましょうというキャンペーンです。本来は、エアコンの設定温度は28度にしましょう、電力の使いすぎに注意しましょう、という意味のものでした。しかし最近は、熱中症にならないようにするために、外気温が28度を超えると、即エアコンをつけよう、と連呼しているニュースキャスターを見かけます。本末転倒の結果を導くこと間違いありません。

「庭に水、新し畳、伊予すだれ、透綾〔すきや〕ちぢみに、色白の髱〔たぼ〕」

という蜀山人の狂歌がありますが、これなんて、言葉を聞いただけで涼しさを感じます。怪談話も良いでしょう。そう。電力を使わなくても涼は取れる。こんなことを書くと「気持ち的に涼しくなっても、体に対するダメージは変わらない」と主張する輩も沢山いることでしょう。しかし、28度は「安全を見越した(安全係数を入れた)」目標値です。それ以上の部分は、個人の状況(体力)やその時の状況ではもっと高い温度でもよいという判断ができること、そして、少なくとも昭和の夏は30度超えでも扇風機などで過ごせていたことに鑑みれば、一律に28度にしなくてはならない、というものではないことに気が付きます。

電力逼迫の問題は、実際は家庭内だけではないのですが、チリも積もれば山となる。皆さん、それぞれの涼しさを求めるという対策を考えてみませんか?

 

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