慰謝料、13人に805万円
昨日の続き。と言っても、内容は急遽変えました。
このブログでも何度か取り上げた順天堂大学の入試事件。その地裁判決がでました(コチラ 参照)。
13人に805万円の慰謝料とのことです。平均すると一人60万円ちょっと。この額、皆さんどう思われますか?
人生の進路を変えた代償としては、随分小さなものだと無風凧は考えます。今の職業がなにであるか、について詳細は存じ上げませんが、生涯賃金差分に鑑みても、少ないのではないでしょうか?
この「慰謝料の額」も、公正さ・適正性が必要です。ここで求められる公正さ・適正性というのは、被害者にとってだけ、ではありません。加害者側にとっても「公平」「適正」は必要です。
この慰謝料805万円。法人としての順天堂大学が持つのでしょうか?それとも、関係した人が支払うのでしょうか?トカゲのしっぽ切のように、担当者が支払うことになり、意思決定者は頭をさげるだけ、、、という構図も見て取れます。また、刑事事件としての罰金の額は、意思決定者が支払うとなったとしても、その収入に比して、スズメの涙ほどの金額です。(それすら支払わないでしょうけど)。
この公正さに関しては、日本は随分立ち遅れています。先般、犯罪被害者の会が再興しましたが、その活動も被害者の総数から言えば微々たるものです。
どのように決めていかなくてはならないか、非常に難しい問題です。このように考えると、野球のストライク/ボールは、機械判定でその大半を解決できるのですから、軽微な課題であることがわかります。軽微なので、さっさとやってください。そして、もっと大きな社会問題にチャレンジしていきましょう。
| 固定リンク
コメント