誤入金問題
山口県阿武町 の4630万円誤入金事件。
色々な人がいろいろなことを言ってますが、要は法律的には「灰色領域」。勿論、倫理的にはさっさと返すべきでしょうが、町の対応も心情的には課題があったと思います。
ここで。
絶対の真理は一つだけ。 人間はミスをする動物である、ということ。事の起こりが、フロッピーで渡した指示書にあるわけですから、その指示書の間違いを100%なくすことが出来れば、再発は防げます。でも、100%はありえない。人間がチェックする部分がある場合、絶対に正しい結果を出すことはできません。再発防止を謳ったところで、たかが知れてます。必ず再発します。
ですから、事件が起きたときの「フォロー(補償)」の方法を法定する必要があります。そして、その「費用」を見越した運営をしなくてはなりません。一つは、ケアレスミスでも100%の補填をするようにする。もしくは「保険に入る」ということで代用する。
誤送金を返さないことが「犯罪を構成しているかしていないか」は別して、色々な理由で「もどってこない」ことを想定して、その分のプランBを立てておく必要があります。
これまで何度も書いてきた「Natural Risk」への対応は、これしかないのです。識者の方々が百家争鳴ご託宣を述べてますが、論理的に言えば、Riskに対応した保険を掛けておく、が唯一の方法です。
| 固定リンク
コメント