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歴史はどこまで遡る必要があるのか?

ロシアのウクライナ侵攻。

以下の情報”だけ”をもとにすると、「ロシアが悪」という意見を持つ人が多いでしょう。

「ロシアが一方的にウクライナに軍事進攻をした」

では。次の条件が付くとどうでしょうか?

「ウクライナはNATOへの加盟をしないと約束していたにも関わらず、加盟を表明した」

それでも「軍事侵攻はけしからん」という意見が多いでしょうが、少なくとも「原因の幾許かはウクライナにもあるのかな?」と思った方も多いのではないでしょうか?

では、こうなるとどうでしょうか?

「NATOは、ヨーロッパを東進しないという約束をしていたのに、どんどん東進している。止めるように再三申し入れているが埒が明かない。だから武力行使に出るしかない」

NATO(=アメリカ?)に対して、「少し対応があったかもしれないよ」という方も出てくるかもしれません。

さらに。旧ソ連時代、ウクライナはロシアの大切な同盟国でした。ある意味では「裏切られるはずがない」とロシアが思っているとしても不思議ではありません。と言っても、ソ連が解体されてもう30年もたちます。一世代過ぎています。国民の考えている方向が変わっていることは当然ともいえますが、「盟友だ」と思えばこそ、今でも仲間だと思っているであろうことは、想像に難くありません。

さらにさかのぼり、、どこまで遡ればよいか、とてもも難しい問題ですが、先日「キエフの大門」に関する記事でも書いていたように、1840年頃、キエフはロシアの支配下です。今でも「ロシアの一部である」ことを当然だと思っている人が「今も」いて不思議ではありません。なんせ、日本の京都では「先の戦」というと、応仁の乱を指す人がいるくらいですからね。

このように考えると、歴史をさかのぼる深さによって、言い換えればどこまで遡って考えればよいかによって、善悪が変わります。祖のコンセンサスを最初にとることで、衝突の幾許かは回避することが出来るのではないかと無風凧は考えます。

 

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