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ゲルギエフ氏

指揮者のゲルギエフ氏が、ミュンヘンフィル解雇されたとの記事を飛び込みました(コチラ 参照)。

ゲルギエフと言えば、ロシアを代表する現代指揮者の一人です。活躍の場がなくなることは寂しいこと。青臭い言葉で恐縮ですが、音楽と政治は別物、として活躍の場を提供することはできないのかなあ、、、と思ってしまいます。

言葉をうまく選ぶことができませんが、今回の解雇は「国際世論の暴発」な感じがします。ミュンヘン市長が「ロシアのウクライナ侵攻に対する態度を表明せよ」という要請は、ネットニュースだけで判断するのはおっちょこちょいのすることですが、いささかパワハラ臭がします。(言うまでもありませんが、軍事侵攻を正当化する意図は待ったくありません)

ゲルギエフとPutin。ゲルギエフ氏出身の南オセチアが旧グルジアから攻撃を受けた際(1991年)、南オセチアを救ったのは、ロシアでした。その事実を以てしても、「恩人にいきなる砂を掛けることはできない」と、ゲルギエフが国政的な非難を受ける選択をしたのではないか、と忖度してしまいます。

そんなこともあり、ゲルギエフ氏は、World Orchestra for Peaceの指揮者。このオケは、国連50周年を記念して作られたオーケストラ。その実績と肩書を用いて裏口からPutin氏への平和特使となってもらうなど、ほかの方法があったのではないか、、、その可能性もなくなったのはあまりに、もったいない、です。

 

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