COVID-19: 卑しくも科学者を名乗るなら論理学の基礎的な知識は御身に付けて下さい。
ちょっとあきれています(コチラ 参照)。
記事によると、分科会の尾身会長が、三度目のワクチン接種で「モデルナ社製」を打って、「ファイザーよりも副反応は小さかった」と述べています。だから「モデルナを打ちましょう」というキャンペーンです。
世の中には、「ファイザー主義」な方が多いようで、モデルナ社製だから打ち控えている、という方が一定数いらっしゃる。理由は、新聞報道などによると、2回目接種までは、モデルナの副反応が大きかったから、というのが挙げられているようです。だから、尾身さんも「モデルナの副反応は大きくない」ことをアピールしたかったのでしょう。
でも。
もし、尾身さんがいやしくも科学者の端くれなら、科学的エビデンスに基づいて、アピールしてほしい。全称事象と特称事象のすり替えを疑われるような発言は、謹んでほしい。
尾身さんの事例では、副反応がたまたま少なかった、だけかもしれません。きちんとした統計処理を行ったうえで、モデルナの副反応を論じてほしいと考えます。
そのような地道な活動が、信頼回復につながります。
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