COVID-19: 見当違いの知事発言
オミクロンが、一気に広がり始めてきた、という今日この頃。原因は、言わずもがなで、「初動の失敗」。ダイヤモンドプリンセス号の経験が生かされていません。
そんな中、すごい発言を見つけました。(コチラ 参照)。
「濃厚接触者が積み上がっていくと、全力を尽くしたとしても対応しきれなくなる。疫学的な知見に基づいて、濃厚接触者の範囲や期間を見直してほしい」
千葉県知事の発言ですが、こういう為政者がいる限り、感染対策はできません。一事が万事というわけではありませんが、パンデミックを引き起こす「もっとも危険な思想」です。
・確実にできること
・確率的な事象
の切り分けすらできていない。疫学的な見地の「範囲や期間」は、まだ未定です。少なくとも、想定外の「市中感染」が見つかった時点で、これまでの疫学的知見はすべて見直さなくてはならない。そのうえで、「疫学的知見は確率的な安心」しか与えないわけですから、農耕接触者の「定義」を変えたところで、「危険度は下がりません」。それどころか、上がってしまう可能性がある。
だとすれば、首長として何をしなくてはならないか。
人と人との接触を減らして「濃厚接触者となる人を減らす」。さらに言えば、感染者や濃厚接触者であることは「後追い」で判明するわけですから、常日頃からの「接触を減らす」施策をしなくてはなりません。加えて言うなら、検疫以前に入国者を減らす、輸入物資を減らす、、、などを考えなければなりません。
科学的に正しい判断をする。わからなければ、無風凧が的確なコンサルしますので、それを実行する方法は、為政者で考えてください。お願いします。
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