Andante Festivo
今日は、シベリウスの誕生日(1865年)。無風凧は、毎年この日は「Andante Festivo」を聞くことにしています。ここ数年は、Youtubeでいろいろな演奏を楽しんでいます。
とはいえ、やはり、基本はシベリウス自身が指揮した演奏の録音でしょう(こちら )。
この演奏は、おそらくは「もっともゆっくりした演奏」です。これだけゆっくり演奏して、でも緊張感を保った演奏は、鬼気迫るものがあります。
最近の演奏は、いずれも速く、明るい印象になります。Festival,を日本語にするとお祭り、ですが、享楽型のお祭り的な明るさ、軽快感があるものが多い。しかし、シベリウス指揮の演奏は、精神的な喜びを祝している感じが強いと感じます。だから、なぜ最近の演奏が軽快になっているのか、、、よくわからない。
そんななか、今年見つけたのが、Neeme Jarviの指揮した演奏(コチラ)。きちんとした演奏会のアンコールではなく、サマースクールのおさらい会のアンコール、でしょうか。しかし、この演奏は、スピードは速いものの、最後のritをふくめ、シベリウス指揮の精神をベースに、さらに自分の解釈が加わっているように感じます。久しぶりに、感動の演奏です。
今年は、よいシベリウス日になりました。
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