COVID-19: 人流と感染者数の相関関係
例えば、橋下さんは下記のように述べています(コチラ 参照)。
”今回、明らかに8月に人流はそれほど減っていないのに一気に急減したわけですが、専門家の皆さんは『不思議だ』とか言っていた。<中略>あげくの果てには若者の意識が変わったとか、意識だったら、人流、関係ないじゃないですか ”
この手の発言は、麻生さん他いろいろな人がしています。人流と感染拡大は関係ない、という「短絡的結論」を持っている方々のようです。
感染拡大・感染縮小と人流と関係ない、という結論は、非情に「短絡的」で危険です。なぜか。「拡大縮小の理由」が見つかっていないからです。
もう一度、感染のメカニズムを考えてみましょう。
人と人の何らかの接触なしでは、感染は起きません。その意味では、接触を減らすことは、感染拡大を減らす効果を必ずもたらします。これを無視することはできません。これを否定することが出来る人はいないでしょう。
その上で。
感染者と非感染者が何らかの「接触」をしたとして、感染拡大が広がる確率はどの程度でしょうか? それは、どの程度「濃厚」な接触をしたか、だとか、ウイルス感染する力がどの程度あるのか、などで変わります。
その上で、感染したとしても、発症するか否かは、抗体や免疫力をはじめとする人体の防御機能によって、決定します。
同様にウイルスの力が強くなれば感染は拡大するし、弱くなれば、拡大は止まります。ワクチンで免疫力が上がれば、発症はしにくくなります。
このように科学的に考えて判断すると、「人流=接触の機会」が変わらなかったとしても、感染がへる要因はいくらでもあります。そして、それらを詳らかにする前に人流は関係ない、と言い切るのは、早計過ぎます。
今の政権には、理科系思考ができる方が居ません。なので、人流とは関係なかった、という早計な結論を導き出してしまう可能性があります。とても危険です。加えると、ワクチンパスポートも同様です。ワクチンを打つことにより、未発症感染者が増えます。この未発症感染者にも「感染拡大能力がある」とすれば、これほど危険なことはありません。結果として、人流=人と人の接触が増えることにより、感染拡大する、ということも、起き得る未来像の一つです。第六波に近づいていきます。
ということで。
人流と感染者数は無関係、という早計な結論は出してほしくない、と断言しています。
この考え方は、ぜひ拡散してください。不明な点があれば、いつでもお問い合わせください。丁寧に説明します。
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