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COVID-19: 東京オリンピックの効果か、5000という数字か。

20210906 2週間ほど続けて、東京都の新規感染者数や陽性率は下降しています(右図参照)。ピークを越えた、という感じがしないでもないです。とはいえ、重症者病床の使用率はまだ100に近い状態なので、まだまだ危機的状態であることには間違いありません。

ところで。

ここ2週間の新規感染者数下降の原因は何でしょうか? 

下降の前に、上昇を見てみましょう。右図だとわかりにくいですが、7月25日あたりから急に感染者数が伸びています。その1週間~2週間前に何があったか、、、考えてみると、東京2020で選手が日本に入国しました。そして、それにつられて、繁華街の人流が増えました。その時期です。その時期に感染した人が7月25日からの急上昇に寄与しているのではないか。

そして。

8月20日過ぎに下降初めています。、、、そう。オリンピックが8日に終了したころから、下降線をたどっているのです。もしくは。この結果だけだと、東京2020が東京都の感染爆発を起こした一因であると、結論してよさそうです。

その上で。

下降の方にはもう一つ大きな原因が考えられ売ます。5000人を超えたのが8月13日。さすがに「やばい」と思った方が多かったのでハイでしょうか。緊急事態宣言により、確かに人流が減る傾向にはありましたが、その傾向以上に下降しています。それは、5000人という数字をみて、心理的にいろいろな行動自粛をした方が多い。具体的には、会話を減らす、とか手洗いウガイが今まで以上に実施された。

皆様もお感じの通り、緊急事態宣言、という宣言自体はあまり大きく行動様式を変えていません。それが証拠に、日本全体の感染者数は、いまだに高止まり傾向です。でも、東京都は逆に下がり始めた、、、これは、5000人という数字の効果が大きいのではないでしょうか。

丸川大臣が、「テレビで感染した人が増えたから、東京2020は感染拡大の原因ではない」というご意見をのたまいましたが、マクロに判断すると、東京オリンピックこそが第五波を引き起こした。そして、5000人という数字で都民の気持ちに自然とブレーキがかかった、と解釈する方が、的を射ているように思います。

皆様、如何でしょうか?

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