COVID-19: 豪雨災害
九州北部、広島など、広い範囲で豪雨災害が広がっています。被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。
さて。
警戒レベル5の「避難」をする。これは、ある意味では「密」になることを意味しています。COVID-19感染拡大が取りざたされている中、避難所の感染対策はどのようい考えればよいでしょうか?
もとより。
洪水や崖崩れなどで命の危険がある場合、まずは安全な場所、たとえば公民館など、に集団避難すること自体は、非難できません。また、発症していない感染者が一人もいない、というのは、「幸運」ではあるとは思いますが、リスク対策の立場から言えば、考えるべきではありません。言い換えれば、
前提として、避難所にCOVID-19の感染者がいることも想定した施策
を考えなくてはなりません。その意味では、、、オリンピックの「バブル方式」と同じ条件を考えることになります。
避難所の中、に関して言えば。万一感染者がいたとしてクラスタ化するのを止める手段は、無い、として扱った方が良い(良い=フェイルセーフな考え方である)。まずは、避難所の中では、通常の対策(2m離れてマスクで会話)を堅守する。それ以上のことは、無理です。
そのうえで。感染者が出たとすると、全員を濃厚接触者として2週間の観察過程に入る。これ以上の施策はありません。
ところで。
これって、逆に言えば、「ラッキー」な点があります(災害時にラッキーというのは言葉選びがよくありませんね)。それは、その避難所の外に感染が拡大する可能性が限りなくゼロに近くなる、ということです。これは、県境をまたぐ帰省をしないでくれ、というのと施策の考え方は同じです。
何を言いたいか、お分かりいただけたでしょうか。災害によってできたある種の「バブル方式」。この単位で今後3週間は「外界と接触を断つ」ことにより、感染拡大を防ぐことができます。そして、「接触を断つ」ことができていれば、その後も「バブルの中」は、安心安全です!
災い転じて福となす、とポジティブシンキングして、COVID-19対策してほしいと思います。繰り返しますが、非難したことを「福」となせるように、みなさん、頑張りましょう!
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