COVID-19: 不要不急の境界線
もう、このブログで書くのもバカバカしい気もしますが(コチラ など参照)。
IOCのバッハ会長が、銀座を散策しました。それに対する丸川大臣のコメントは。
1) 不要不急かどうかは本人が判断すべきだ
2)(入国から)まず14日間しっかりと防疫措置の中で過ごしていただいているというのが重要なポイントだ
この発言が、国政を司る大臣からなされている、という点が問題です。
まず、2)の方が簡単なので2)から論破してみましょう。無風凧は、、、残念ながら、この2週間で海外渡航歴はありません。つまり、バッハ会長と同程度の「防疫措置の中」にいたことになります。いや、言い換えれば、ほとんど全部の日本国民は、2)の条件は満たしています。(補足すれば、広島を訪問した一事をもってして、一般国民との大きく異なる防疫措置の中にいたとは言えません)
大臣として、すなわち国として「バッハ会長と同程度の防疫措置の中にいれば、銀座散策をしてもよい」という判断基準を示したということは、県帰省を自粛してほしい、とは言えないということと同じ意味を持ちます。丸川さんは、このことを理解していたのでしょうか?
その上で1)に戻ります。
元より、政府は不要不急か否かは、本人の判断だと言ってきています。では、その一言を、バッハ氏に伝えたでしょうか?もし、伝えているのであれば、丸川氏は、「政府としては不要不急の外出は辞めるように連絡したが、バッハ氏は必要な外出だという返事であった」と、答えたのではないでしょうか。このように考えると、きっと「外出自粛を求めてもいない」のではないかと、邪推してしまいます。そのうえで。 少なくとも、「私は関係ない」という態度での丸川コメントは、為政者の資質を問います。
やはり、COVID-19禍は政府による犯罪だと感じます。
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