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COVID-19: 満月の夜の夢

果たして。人間以外の動物は夢を見ることがあるのだろうか?

動物も夢を見ているのであろう、というのが学説の主流だったと記憶する。人間以外の動物と言語を用いての意思疎通ができていない今、夢を見ていることの確実な証拠は見つかっていない。しかし、いくつかの「夢を見ているであろう」現象が測定されている、というのが主流の考え方だ。最も、ここでいう動物は哺乳類を意味していて、昆虫や無脊椎動物などはどうだったか、、、

改めて。

人間(自然人)は夢を見る。では、”法人(法律によって人と同じ権利や義務を認められた組織)”は夢をみるだろうか?これは、「夢」の定義にもよるだろうが、「見ない」と考える人が多いだろう。 法人は、法律によって権利や義務は認められている。しかし、法人は三大欲求を持っていない(食欲、睡眠欲、性欲)。睡眠欲が無いのだから、夜、夢を見ることはない。

日本におけるCOVID-19対策の中で、最もいびつなものは、法人に対する支援金だと思う。法人=企業を存続させるための補助金・支援金は出されるが、個人の命(=三大欲求)を守るための補助金・支援金は一度きりだ。そんな中、例えば昨年度、ソニー株式会社は過去最大の利益を上げている。

COVID-19禍下、ジニ係数が悪化するような施策をしてどうなる? Basic Incomeを導入するなど、命を守る方策を立ててほしいと主張するが、現実は「法人」を存続させるだけ。自然人よりも法人の方が厚遇されているというのが今の日本だ。

さて。今日は十五日目。狼男が出没する晩だ。半獣半人の狼男はどんな夢を見るのだろうか? きっと、いびつなCOVID-19対策に噛みついている夢ではないだろうか? そしてそれは、命あるほとんどの人間(菅義偉を始めとする数名を除く)が夢見ていることでもある。

 

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