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COVID-19: 専門家でなくても言える予測

7月に入ったからでしょうか。もしくは、東京の新規感染者数がステージ4に入ったからでしょうか。にわかに「オリンピック中に東京で一日2000人の新規感染者」などという予測が目立ってきたように感じます(コチラ など参照)。

でも、この予測の数字、専門家でなくても意外と簡単に出せるのです。

最近、七日平均の数字ですが、おおよそ前の週に比べて2割増し~3割増しという日が続いています。今後、人流が増えたりデルタ株が増えたりということが考えられますが、ここでは「25%増し」ということを仮定します。つまり、今日100人だったとすると、来週の今日は125人という計算です。これを、実際の数字で考えてみましょう。あくまで東京都の数字です。

7月1日が673人(コチラ など参照)。

7月8日は 673 × 1.25 = 841人。

7月15日は841× 1.25  = 1051人。

7月22日は 1051 × 1.25 = 1313人。(オリンピック開幕前日!)

7月29日は 1313 × 1.25 =  1641人。

8月5日は 1641 x 1.25  = 2051人。(終了の前々々日)

簡単に予測できるでしょ?専門家の数字も、このような計算をして出しているわけです。もちろん、もっと詳しいデータを用いているとは思いますが、およその傾向としてはこんなもの。

テレビのコメンテーターに踊らされることなく、自分でもしっかりと確認してみてください。ウイルスの怖さが身に染みてくると思います。

補足: もちろん、ワクチン接種や緊急事態宣言により、25%増よりも増加率が少ないこともあります。逆に、オリンピックで人流や海外からの流入が増えて30%超、などということがあるかもしれません。

 

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