COVID-19: 現場知らぬ作文
些か旧聞ですが。分科会の尾見会長が「オリンピック慎重論」を発表した際に、政府側の人間から「現場を知らぬ作文」という非難が上がったそうです(こちら など参照)。
この言葉、そのまま政府側の皆様にお返しします。「あなた方の戯言は『科学を知らぬ作文』」と。
科学=自然は、人に忖度しません。自然の法則に従ってうごいます。その事実を知っていますか? 倍加時間が1週間だっとすれば、今日100
人の死はがいれば、3ヶ月後には10万人死者が出ることになります。どんなによい防止策を作っても、100%守ることができなければ、自然はそこを襲い掛かります。あっという間に感染拡大します。燎原の火のごとく。
一番簡単な例は。1日の長さを自由に変えることができますか?地球の自転速度を変えることは、できませんね。それと同じこと。感染拡大も自然の法則に従います。それを阻止することを考えない政策は「科学を知らぬ作文」と言われて当然です。
政治家の皆さん。もう少し、科学の力を信じてください。いや、信じなくてもよいので、反することだけはしないでください。政治的な責任をとっても、被害者は生き返らないのですから。
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