COVID-19: デマとエビデンス
今朝、サンデージャポンを見ていて、非常に危険を感じましたので、ブログで「ごまめの歯ぎしり」です。
ワクチンに関する「デマ」について、奥村医師がのべているものです(一例は コチラ など)。奥村医師の発言の中で、誤解を生みかねない発言があります。
「エビデンスがないものはすべて個人の感想です」
これは、正しく読めば正しいのですが、誤解を与えます。
無風凧が警鐘を挙げるのは、「個人の感想=すべてデマ(誤り)」ととり違える可能性が高いという部分です。この論法でいえば、原因として特定されなければすべて「原因ではない」と癇癪されると、事実と異なります。
ワクチン接種後の死亡事例について、「調べてない(=エビデンスが無い)からワクチンが理由の死亡とは言えない」というのは、正しいでしょうか?上の奥村発言を取り違えると、「調べなければすべて安全」ということになります。もちろん、奥村医師がそれを意図していないことと思いますが、誤解がおきます。
番組中、奥村医師は「長期の安全性についてはエビデンスが無い」と明言されていました(注)。なので、奥村医師は正しく理解されていることが分かります。しかし、番組の中でのフリップボードには、デマの一例として「長期的には安全ではない」という記述がありました。。。。そう、ここは完全に誤解を与えます。(注:この、最も大切な発言の途中に横から口を挟んで奥村先生の発言を止めたのがテリー伊藤氏。台本だったのかもしれませんが、空気読んで下さい。)
少し筆がすべる感じがしますが、最近、政府関係者が「ワクチンに関するデモ」という場合に、「安全であることのエビデンスが証明されていない」という意見も、すべて「デマ」として片付けている傾向を感じます。言い換えれば、エビデンスの代わりに権威主義的に「安全は証明されているからそれ以外はすべてデマだ」としているようです。
皆さん、より正しく情報を受け取り、解釈してください。そして、政府関係者の皆様、情報は隠さずにオープンにしてください。そして、「エビデンス」を増やすための努力をしてください。
# さらに余計な発言:
「空気感染はない」というのは、証明されていません。「空気感染した事例が報告されていない」、ということと、「空気感染はありえない」、は意味が違います。その違い、皆さん、しっかり読み取ってください。
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