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COVID-19: 的外れな対策

COVID-19対策について。 オリンピック開催に向けて「猪突猛進」するためでしょうか、それとも国民は自分たちの言ったことを信じるべきだという傲りがあるのでしょうか?特に意思決定者の中に、理科系としての常識(=基礎的な素養)が無い方が多いようです。つまり、的外れ、と言わざるを得ない対策や発言が目につきます。

1. 再拡大は、デルタ株のせいではない。
現時点で。デルタ株に置き換わっていっていることは間違いがありません。しかし、東京の感染者数再拡大は、デルタ株由来ではありません。少なくとも「デルタ株由来である」というエビデンスはありません。おっと、もう少しわかりやすく書きます。「デルタ株への置き換え」と感染拡大の因果関係よりも、非常事態宣言解除後の人流の増加による感染拡大によるものとしたほうが、合理的に説明できます。

2. ワクチンは万能ではない。
このメッセージ、政府関係者は強く打ち出している、という方も多いでしょう。たとえば「コチラ」など。では。「こちら」の記事をご覧ください。劇場関係者などが活動できるようにするために、ワクチン接種を行う、という記事です。この記事を見たときに、皆さんはどう思いますか?「マスクを外すためにはワクチン接種が必要だ」と、思う方がほとんどではないでしょうか?そして、「ワクチンを打てばマスクを外してよいのだ」と。この手の矛盾はたくさんあります。丸川大臣の「ワクチン一回の接種で一次的免疫を」(コチラ など参照)も、同様です。一回で十分なんだ、と理解する人は少なくないでしょう(もちろん、正しく理解している人も多いです)。
なので、「ワクチンは万能ではない」ことを念頭に置いた「施策」を考えて下さい。少なくとも、国民に誤解される可能性のあるメッセージを発信してはいけません。

3. 今日の一人明日の10人。
水際対策が噴飯ものです。まずは、「コチラ」をご覧ください。なにが噴飯ものか。二つあります。一つ目は、調査をしている間にも感染は拡大するということ。それもネズミ算式に。だから、調査の前にまず止める、という姿勢が必要です。そして二つ目。重点地域重点国以外からの流入もあります。対象国以外からの入国に対する「水際対策」がなされていません、、、
水際対策は、日本ではある意味で簡単です。空港を一つとし。 入国後2週間の隔離。 例外を認めない。それ以外は、職員の仕事を無駄に増やしたうえで、効果はどんどん下がっていきます。

書き始めると止まりません、、、今日はここまで。

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