COVID-19: 緊急事態宣言解除日程について
ゴールデンウイーク短期集中で開始された今回(3回目)の緊急事態宣言。すでに延長したうえに、範囲も広がっています。でも、、、またぞろ「解除の時期は?」が人口に膾炙しています(コチラ など参照)。
これまでに何度も主張していますが、、経済も人命も大切だというのであれば、完全に抑え込みに近い程度まで減少してから解除する方が得策です。すでに、2度、政府も各首長さんも経験していますが、拙速な解除は更なる感染拡大を生み、結局人命も経済も守れません。そろそろ学習効果があることを見せてほしい、と思っています。
実際問題、いつになるでしょうか?
こればかりは、神のみぞ知る、が正しいのかもしれませんが、色々な仮説の下に、世界中の研究機関が発表しています。無風凧も、限られた情報ではありますが、色々試しています。
まず。解除の目安は、ステージ2だとしておきます。前回はステージ3で解除したので、再爆発した、ということが考えられますから。その前提で、かつ、60%以上のワクチン接種の時期の遅い方が解除の最も早いタイミングの一つの候補です。(実際は、これも再爆発の可能性が残っていますけど)
ただし。上記のようにうまくはいかないでしょう。
というのは、、、いま、流行しているインド株に続いて、そろそろもう一つ、変異株が出現しても良いころです(これまでの経緯の観察結果)。この新変異株に対して、ワクチンの効果が想定の半分だとしたら(若しくは、感染力がインド株の2倍だとしたら)、目も当てられません。ワクチンを打っても、今以上の自粛生活を余儀なくされる可能性があります。否、アメリカの様に「ワクチン打ったらマスク外してもよい」政策を打ち出している国は、逆に今まで以上に悲惨な結果を迎えるかもしれません。
この様に考えると、悲観的で申し訳ないのですが、ワクチンや治療法の開発速度とウイルスの変異速度の勝負です。もしこの競争の負けたら、、、人類は滅亡する可能性があります。そうならないためにも、変異の可能性を下げる必要があります。そのためには、やはり一日も早くウイルスに対して完全勝利するしかありません。
緊急事態宣言の解除は、まだ当分先。これが今、無風凧にいえる結論です。
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