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COVID-19: 目標と手段の関係

今日は、このブログを読んでいる皆さんには当たり前、の話でスタートします。

目標と手段は、簡単に逆転します。

感染拡大防止の目的のために、三密を避けよう、という手段を用いるわけです。が、いつの日か、三密を避けるという「目標に変わります」。

これを三回目の緊急事態宣言で考えてみましょう。

最大の目的は、感染拡大防止です。このために、どのような手段が必要でしょうか?一番大切なことは、人と人が接する時間と密度を下げることです。三密だとか、時短だとか、いろいろ言っていますが、要は、「人と接しない」ことが重要。

政府の施策発表も東京都の発表も、緊急事態宣言=休業要請のような勢いですが、一番強くメッセージしなくてはならないことは、「人と人が接する時間と密度を下げましょう」(ある研究分野では、衝突断面積、と呼ばれています)。

この衝突断面積を下げるための手段として、マスクも、三密回避も、時短もあります。時短が目的ではないこと、これをもっと強く国民にアッピールしなくては、せっかくの「緊急事態宣言」の効果が期待できません。

国民ともっと強く「目標の共有をする」。これが最も大切なことだと思いますが、如何でしょうか?

 

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