COVID-19: まん延防止等重点措置 の 不備
明日から、東京都でも「まん延防止等重点措置」が効力を発揮します。遅きに失した、、、という感じはしますが、まずは第一歩。
消費しつくされた感じのある「非常事態宣言」という記号よりも、「目新しさ」がある分、効果が期待できると思っていますが、実際はどうなのでしょうか、、、2週間後が楽しみです。
非常事態宣言の時も、今回のまん延防止等重点措置も同じですが、「不備」があります。それは「いつまで」という期限をきること。感染拡大が抑えられるか否かに関係なく「期限」を決めます。これは、「期限のない我慢は難しい」という人間心理から考えれば必要なことかもしれませんが、これまでの二回でわかったように「必ずリバウンド」します。だから、これは不備です。
次に。対象が変わっていないことです。経路不明者も50%を超えていることなどに鑑みても、飲食店だけでは抑えきれないことはほぼ皆さんかんじているのではないでしょうか?実際、減らすべきは飲食店の営業時間ではなく「人と人の接触」です。接触を減らすためには、三密を下げることが一つの方法ですが、飲食店の営業時間を短くすることが果たして、どれだけの効果があるのか。既に効果痩躯呈していると思いますから、そのエビデンスをもとに、判断してください。
飲食店に絞る、という施策は、昨年の「クラスター対策」という悪癖が残っているから。クラスターでは追いきれなくなり、また、クラスターを追うことを止めても、クラスター対策がベースです。これも、「不備」です。
さらに。強制力がありません。罰金は、この場合の強制力にはなりえないのです、、、、
、、、
このように、せっかくまん延防止等重点措置を敷いても、不備が沢山あります。法的根拠がないというのが為政者の意見でしょう。つまり、一年間、何もしてこなかった、という証左です。それを挽回する意味で、見切りでよいので施行してください。
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