タバコ部屋会議(接待問題を考える)
東北新社、そして、NTTと、接待問題がこのところ賑やかです。Webなどの論調では、会食=接待=悪、が主流のように思います。
日本には「タバコ部屋会議」という言葉があり、大切なことは「会議の場ではなくInformalな場所で合意形成される」という悪き習慣があります。同じ会社同じ職場の同僚ならタバコ部屋ですが、他社ということになれば、当然飲食の場やゴルフの場、ということになるでしょう。その意味では、飲食接待以外に、ゴルフに一緒に行っていないか、も調べて見て欲しいものです。
ついでにもう一つ。日本には「同じ釜飯を食う」という慣用句があります。親しい間柄を表しています。例えば、創業期のベンチャーで苦楽を共にしたメンバーに使う時には、美談として使われます。そして、その程度に親しくなり、同じ目標に向かって邁進しなければ、起業はおぼつかないものです。これを敷衍すると、新しい世界を作って行くために、イノベーターは、色々な人と飯を食う、ということになります。志高く日本を変えたい、と思っている国会議員や大臣の方が、イノベーターと共感して同じ釜の飯を食う間柄になってこそ、日本は良い方向に変わっていくのではないか、と思います。そのように考えると、、、法の上の是非は横において、、、心ある国会議員の「会食」は、あながち否定されるものではないのかもしれません。もっとも、心ない議員・大臣の会食は、もってのほか!です。
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