常識を疑え!(スパゲティは水から茹でた方が美味い)
哲学者の梅原猛さんは、「哲学とは常識を疑うことである」と述べていますが、無風凧は、料理人こそ「常識を疑うこと」だと実感しています。
無風凧は、かつては「スパゲティはたっぷりのお湯で茹でる」ことが美味しいスパゲティを作るための第一歩だと信じて疑わなかったのですが、、、、
5年ほど前に、電子レンジで水から茹でる、ということを試して、その概念は打ち消されました。そして先日。
電子レンジがなかったので、水から茹でてみよう、、、と思い立ち、手鍋にスパゲティをと水と塩を入れて着火。
沸騰して五分くらいで、一本食べて見ると、生スパゲティぽい食感にないつつある。そこでガス台から下ろして(なんせガス台も一つしかない)大急ぎでペペロンチーノを仕込む。最後は、ちょっと煮込む感じのペペロンチーノになりましたが、これはこれで絶品。いや、逆にいえばアルデンテよりもモチモチ食感で美味しいとさえ言える。
スパゲティの茹で方に対しても常識を疑う。これが更に美味しいスパゲティを作るための原点でした。
常識を疑うこと。料理にもとても大切なことですね。
| 固定リンク
コメント