COVID-19: 変異株
新規感染者数は、減少しています。下げ止まりしている、という分析もありますし、リバウンドの兆候だという報道もあります。それぞれ、「どのようなモデルに基づく将来予測か」を示していないので、井戸端会議程度の情報だと、無風凧は認識しています。
そんな中で。
皆さんに是非、注意を喚起したいことがあります。それは、変異株の話。
イギリス変異株や、アフリカ系の変異株などが取りざたされて、水際対策の重要性は各所で論じられています。でも、意外と手薄なのは「国内変異株」の可能性。
変異は、簡単に言えば、RNAのコピーミスによって生じます。このコピーミスは、確率的に起きるものであり、「コピー回数の総数が増えるとコピーミスの回数も増える」のは当然の理。つまり、変異が起きやすくなります。変異したものの中で、さらに後世に受け継がれて行くと、「変異株」として認められるようになり、場合によっては猛威を振るうことになります。
世界の感染者数の中で、日本は特段多い方ではない、と思っていらっしゃる方は多いかもしれません。事実、累積感染者数ベースで考えると0.4%程度です、、、が、変異が起きないと断定することはできません。逆に言えば、日本に特化したキラー因子を持つ変異が起きやすい、とも言えます。
決して、不安を煽るつもりで書いているわけではありません。でも、感染者数が増えるとそれだけ変異の可能性も高まる。そのことを十分理解して、感染拡大防止に務めて欲しいと思います。
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