COVID-19: 昨夜の地震とリスク対策
神様がいるとすれば、昨夜の地震はとても「粋な計い」だったのではないか、と思います。以下を述べる前に、記載された方へのお見舞いを心から申し上げるとともに、決して、トリアージを論じているわけではないことを、ご承知おきください。
なぜ「粋な計らいか」。
昨夜の地震で、首相官邸に11時9分に対策室が設置されました。この初動の速さは大切です。その後はどうでしょうか?避難所の設置は?そこでCOVID-19対策はできているのか?などなど、まだ報道含めて情報が伝わってきていませんが、不備な点の再確認をすることはできたのではないか、と思います。東北震災クラスの災害が起きる前に、予行演習する、という意味では、我々人類に警鐘を与えてくれました。そういう意味で「粋な計い」だと書かせて頂きました。
我々は、、、何れにしても、「非常時対応」は常に考えておかなくてはなりません。「仮定の話はしたくない」と菅首相は主張していましたが、災害対策は「仮定の話」こそが重要です。これを機に、リスク対策がより強固なものになることを心から願っています。
同じように。
組織は、、、特に、「長」がつく役職に対しては、いつでも「代替」を考えていることが非常時対応の一つです。今、森さんの替わりとなるオリパラ会長が世間を賑わしていますが、そもそも、「いざとなったら誰が代行するのか」が決まっていない組織は、リスク対策が甘すぎる。少し酷な言い方ですが、この時点で「2020オリパラ」は辞退を決定しなくてはならない、と言えるほどの準備不足です。
日本では「言霊信仰」と呼ばれるものがあり、仮定の話をするとそれが現実化するので不吉だ、と考えられることが多い。しかし、実際はそのリスク対策ができていないことが原因で対応が遅れ被害が拡大する、それが現実の日本社会です。
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