COVID-19: 仮説が立たない。
東京都のCOVID-19感染者数&発病数が、あっという間に減っています。これを説明する仮説が存在するか?それが今回のブログです。このブログ中の図は、コチラ から。2/9の午後8時時点での表示です。
まず、右は日毎の発病数です。最後の2,3日分は、今後修正された少し増える可能性がありますが、あっという間に減っていることが分かります。ピークは1月4日です。この減り方を、どのように解釈するのか。
そして左図は、陽性率。オレンジ色の7日移動平均で考えてみましょう。1月7日のピーク値14.5%から、少しだけプラトーになって、その後は線形に減っているように見えます。ちなみに、1月7日は、2447人の最大感染者数を出した日です!その日を境に、現象に転じています。ちなみに、緊急事態宣言が再発例されたのは、1月8日ですが、新聞などで顕著の「緊急事態宣言がでる」と言われ始めたのは年明けでした。
更に、右下図は経路不明者の不明者数。実際の数字よりも、その割合(緑と薄緑の比)に着目してみたいと思います。これを見ると、感染者のピークである1月7日以降、不明者の割合が減っていることが見て取れます。また、1月22日には積極的疫学調査、つまり濃厚接触者を追いかけることをやめましたが、その影響は顕著には出ていないように見えます。それよりも、1月7日に割合が大きく変わった、と言えます。
この3つの現象を説明する仮説が思いつきません。無風凧の仮定が、市中感染率は一様、という前提だからでしょうか?でも、SEIRモデルで考えている(つまり、分科会は今でもSEIRをベースにして実効再生産数を算出している)のだから、説明できなきゃいけないと思うのですが、、、
右上の発病数の減り方は、実効再生産数0.6程度を仮定しなくてはなりませんし、加えて「線形に落ちている」のは、自然の法則に反しているように感じます。陽性率も、ほぼ線形に下がっています。このようなサンプリングはどのようにしてできるのでしょうか?加えて、不明者数の割合が、1月7日以降急に下がる、という説明もむずかしい。発症した人が増えたので、検査が濃厚接触者に集中し、、、という理由なら、陽性率も上がるはず。でも左図の様に下がっています。
結論は。
なにか、人為的な調査方法が取られている可能性が高いのではないか、ということです。緊急事態宣言を解除したい為に、何らかの操作をしているように感じます。もう少し、ゆっくり考えてみますが、自然界の法則で、測定方法が不変の場合に全てが成立する仮説が思いつきません。
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