COVID-19: COVID-19はインフルエンザより被害者が少ない、と言う経済優先主義の方々へ
COVID-19は、指定感染症のレベル2で厳戒態勢をひいて、それでも一年で5000人を超える感染死を出しました。インフルエンザで毎年1万人ほど被害者が少ない出ていますが、対応が全く異なります。
つまり、対応条件が全く違うので、「同じ程度」と言うこと自体、論理的に無理です。もっと言えば、間違いです。
歴史に「もし」はありません。でも、1回目の緊急事態宣言無しで、そのまま感染拡大していたら。どこまでを「仮定」できるかはわかりませんが、感染死の数はケタ違いだった可能性があります。どの対策がどの程度効いたかは不明です。だから、対策の「Cost Performance」を出すことはできません。だけど、初期であればあるほど効果的であることはいうまでもなく。その意味で、初期と後期で同じことをするなら、初期で行った方が、Cost Performanceが高いことは言うまでもなく。
再度、です。
COVID-19は季節性インフルエンザ程度だと言う経済優先主義の方々へ。
間違った情報を流さないでください。経済的にも、早く対策すること、が有効であることは間違いありません。
蛇足:
半年前にGOTOせずに、、、と言うか、緊急事態宣言を継続して、もう2桁、少なくしておけば、、、それでも政府出費は今と同じ程度なのですが、、、被害者数は3000人は少なかったでしょう。
更に蛇足:
医療崩壊を防ぐために、指定感染症レベル2から5に落とすべき、と言う方々へ。上記と同じ論法で、正しくないことは自明ですね。今日のひと針明日の十針、ですね。
更に更に蛇足:
これまでの感染症とCOVID-19には違いがあります。無症状でも感染拡大する、と言う点です。レベル2は、無症状感染拡大は想定されていません。なので、レベル2より上に変える、と言うが正しいような気がします(もしくは、レベルの定義の見直しが必要)。
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