COVID-19: RNA型ウイルス
RNA型ウイルスの変異が早い、というのは耳学問(目学問?一般教養?)としては知っていましたが、本当に早いですね。最近ネット上で見かけるだけでもイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型、とありますし、日本においても、日々変化しています。もともと、Messenger RNAがコピーミスをすることが、ある意味で「進化」と言われるわけで、1億人近くもコピーが作られれば(つまり、感染者が1億人にもなれば)コピーミス=変異種は、それなりに沢山出現します。
問題は。
ワクチン開発よりも早くなってしまうと、もう人間の手には負えなくなります。一説によると、先日認可されたファイザーのワクチンはイギリス型には有効だけど、南ア型には効き目が弱い、らしい、、、南ア型に有効なワクチンを作るのに、どれだけ時間がかかるのだろうか、と考えると、絶望的な気分になってきます。
変異種を作らない、というのは言い換えれば、「感染を減らす」ことと同じです。感染拡大を早く止める事のみが、変異種を作らない=感染死を防ぐ唯一の手段だと言って、過言ではないでしょう。
30年以上前から。
ウイルス拡散モデルの研究はなされてきました。Cell Automatonの格好の計算モデルでした。そして、その頃から積み重ねられた研究結果が、今、まったく生かされていない、と無風凧は感じます。
・ 外からの輸入は確実に止める。
・ 細かな部分に分割して、近隣との接触を禁じる。
たったこれだけです。もし、その後の科学の進歩の結果を加えるなら、ネットワーク理論でしょうか。次数中心性が高い人がいれば、あっという間に拡散します。いわゆる「拡散方程式モデル」から「ネットワーク理論モデル」への変更。ただ、昨今の状況を見ると、すでにネットワークモデルのみではなく、拡散方程式モデルが有効になってきている、と無風凧はっ分析しています。
繰り返しますが。
一日も早く経済復興するために、今は、感染拡大防止が必要な時期。最適停止理論でも、そのような解が出てきます。その為の経済政策については、日を改めて。
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