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COVID-19: 平等とは。

時短協力金6万円で経営が黒字化する飲食店もあれば、維持費にもならない飲食店もある。これは不平等だ! という論調が最近盛り上がっているようです。

確かに。

お店の大きさや立地条件も考えずに一律6万円だと、上述のような不満がでることは理解できます。ではどうすればよい?

例えば、「一昨年の売り上げに比例する形で」、とか、「一昨年の利益に比例する形で」、とか色々あるでしょう。でも、たとえば、昨年開店したばかりの飲食店の場合は何を参照すればよいでしょう? 設備投資をしたばっかりに、一昨年は利益が少なかった飲食店は、利益が少なかったのだから協力金がもらえない、というのは公平でしょうか?それ以上に、利益比例だったら、赤字のお店は一銭も協力金が出ない形になりますが、それは、協力金の趣旨にたいして本末転倒ではないでしょうか?

かつて無風凧が書いたように(コチラ 参照)。

絶対の平等なんていうものはありません。最大多数が平等だと思えるもの、がベストなSolutionかもしれませんが、そのSolutionでも「不平等を感じる人」は必ずいます。

だから、平等というものは、幻想にすぎない、とあきらめることが最も必要なことではないかと思うのです。

ただ、、、これだけは言えるでしょうね。いま、法人を生かすことと自然人を生かすこと、どちらが大切か。個人の立場で考えて、平等に与えられているのは時間と命だけだ、という話があります。これを「正」とすれば、自然人になんらかの平等を考えることが肝要で、法人=飲食店やその他の企業体 を生かすことを考えるのは、平等感が薄くなる。

この視点に立てば、ある意味でBasic Incomeに近い形の無風凧の提案(コチラ 参照)が、もっとも公平感が出てくると思うのですが、如何でしょうか?

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