« COVID-19: もう何度目だろう? | トップページ | お見舞い »

リスク対策(関越自動車道の雪害、COVID-19の感染拡大)

関越自動車道が、大雪で大変なことになっています(コチラ など参照)。報道によれば、なんとか人的被害は出なさそうなことが、不幸中の幸いではあります。しかし、NEXCOに対する責任論や、責任のなすりつけあい、などが取り沙汰され、結局なにも改善がなされないうちに忘れ去られる、ということになるのでしょうね。

COVID-19や関越自動車道の雪害も、リスク対策という意味では、まったく同じミスをしています。そして、、、ここでいうミスは、人的なミスです。国際標準規格ISOの立場でいえば、「そもそもリスク対策をしてない」と判断されるであろう、と思われるほどひどいレベルの人的ミスです。

つまり。

リスク対策を作っていなくて、その場判断。それも、技術も科学もわかっていない「経営層」が「経営判断する」のです。つまり、、、人的な被害だということができます。

ここ数年。台風の被害が酷い。予想されないレベルの台風が襲っています。しかし、その対策としては、たとえば雨量、川の水位、などを含めて避難を開始する状態が決められていて、とりあえず避難する。その避難先が適切であるか否か、は別の問題として、まず「非難するレベル」と「避難場所」は決められている。

関越自動車道に関しては、それが決められていなかった。雪害の場合、閉じ込められるのは幼稚園生でもわかること。その対策は、台風の際の避難場所を決めると同じレベルに初歩的。それを決めようとしていなかった、というのがそもそもの人的なミスです。

COVID-19も「その時の状況を適切に判断して」という文言自身が人的被害であることを示しています。つまり、避難する水位と避難場所を決めていない。加えると第一波の解除の時は「自分達で決めていた基準を勝手に前倒し」してしまっている。。。

リスク対策の基本は、想定される事象に対して、フェイルセーフな対策を「事前に決めておくこと」。その対策の良し悪し以前の課題です。

、、、というのも、何度も書いてきましたが、いまだに改善されていません。

|

« COVID-19: もう何度目だろう? | トップページ | お見舞い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« COVID-19: もう何度目だろう? | トップページ | お見舞い »