COVID-19: 鳥インフルと比べてみる、、、
今朝のKYODOのニュースより(コチラ 参照)。
「岡山県は11日、同県美作市の養鶏場の鶏からH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。<中略>飼育されている採卵用鶏約64万羽の殺処分を始めた。」
鳥インフル、養鶏場で発見されると、その養鶏場の鶏は全部殺処分。それは、感染拡大がその養鶏場の外に出ていかないようにするための施策であり、事態を「期待値として」最小にするための経験則です。
鳥インフルだけではなく、豚コレラも同様の施策がとられますし、植物でも同様の方法が取られると記憶します。
つまり。「感染拡大を防ぐ」ことがもっとも大切なことであるということを我々は知っています。
現在、世界中で猛威を奮っているCOVID-19。この対策も、基本は「拡大を防ぐ」。そして、その施策の基本戦略は「隔離」。ウイルスにとっては宿主としてヒトも鶏も豚も同じですから、数千年にわたる人間の叡智は「隔離」という答えを出します。鶏だから殺処分、人だから殺処分はしない、ということは、仕方がが無い気がしますが、GOTOなどの「隔離に反する施策」は、矛盾です。
AIの時代になって、AIの力を借りることで人間は賢くなったと思っていましたが、ペストの時代よりも「馬鹿になっている」。それが今の日本の状態です。
お断り:
人の命と鶏の命の軽重など、倫理的な問題のあるブログ記事になりました。その点を論じたいのではなく、「ウイルス対策の基本」という視点に絞ってご覧いただけますよう、お願いいたします。
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