COVID-19は、Virusが体内に入って「増殖」しなければ、感染しません。それは当たり前のこと、、、です。だから、三密を避けることでVirusに接する機会を減らし、手洗いウガイで万一に接した場合でも体内に入らないように用心する。
これが適切な時間範囲で適切な手法で行われれば、理想的には感染しません。しかし、現実問題として、それは可能でしょうか?
現実問題、、、というのは。例えば、「マスク会食」は現実的に100%の人が守ることは不可能でしょう?(100%どころか30%でも無理でしょう)。この様に考えると、「現実に出来るかできないか」という問題は生じます。
沖縄では家庭内感染が増えているのだとか(コチラ 参照)。確かに、「家庭内感染」を「現実的に100%食い止める」ことが可能なのか、少し思考実験してみましょう。
自覚症状が無い感染者のいる場合、拡大を防げるか。
食事は、必ず別々に摂る。、、、これ、可能ですか? これまで殆ど料理をしたことのない高齢に男性の場合、みそ汁を継ぐことすら覚束ない場合があります。食器は手で触りますから、配膳する人が感染している場合、少なくともここにリスクが存在します。え?ゴム手袋を必須にしろ?そうですね、、、そうすれば、個食して、配膳係は手袋して、、、感染リスクはほぼゼロにできるかもしれませんね。
次は、家族団らん。昭和の一般家庭なら、炬燵に入ってテレビを見て、という感じでしょうか。お互いの距離を2m以上取った上でテレビを見ることができるリビングをもつ家庭はかぎられるのではないでしょうか? 寒い冬場に突入して、換気にきをつけて、、、それを考えると、結局家族団らん無しにして、各自が部屋にこもって過ごす、しかなくなります。なんか、家族、という感じがしなくなります。
さらには、風呂、でしょうか。浴室は、程よく加湿して、温度も高く感染リスクは無い、としましょう。でも、脱衣場の横に洗濯機があるご家庭は多いのではないでしょうか?もし、罹患者がいた場合、洗濯機がVirus源になってしまいます。お風呂から上がって、心の隙ができたときに洗濯機。それに、お肌の手入れや歯磨きなど考えると、Virusを口元に運ぶ機会も増えます。100%の防御は難しそうです。
おっと。玄関を忘れていました。皆さん、帰宅時に靴をアルコールしていますか?誰かの靴にVirusがついているとして。あとから帰宅した人の動きで、Virusが舞い上がり、それが体内に取り込まれる可能性が高い。完全に毎回アルコール消毒する、、、不可能ではないかもしれませんが、なかなかハードルが高そうな施策です。
寝室。この際、夫婦でも別の布団は仕方が無いとしても、乳幼児がいる家庭では、赤ちゃんを放っておくわけにはいきません。今は、壇上同県の世の中ですから、パパもママも同じように子育てします。ママが感染していたとして、夜中にお守りをチェンジする。この際、赤ちゃんを関して、パパに罹患、、、これは、避けられそうにありません。
同様に、ご高齢の方がいらっしゃる家でも難しそうです。
このように、自覚症状が無い家庭では、「心の隙」があることも手伝って、現実的には難しそうです。、、それを「感染したのは個人の問題」と言い切るのは、無理があるように、、、、思いませんか?菅さん。
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