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COVID-19: 言い方一つで感染拡大が止まるかも?!

菅さんも西村さんも、、、尾身さんも岡田先生もマスゴミのコメンテーターも、一番大切な「事実」を3つ、忘れています。これを改善するだけで、感染拡大速度は半分になるでしょう、、、半分になってもまだまだパンデミックに近い状態ですけど。

一つ目は、無風凧が良く使う「Natural Risk」です。COVID-19の場合に照らしていえば、例えば、

「つり革を持った手でついうっかり目を掻いてしまった」

で感染してしまうような例です。この手の「うっかり」を撲滅するのはもとから無理なのです。その意味で、Fail Safeな施策が要求されます。

それから。例えば尾身さんの「空気感染はしてない、飛沫感染だ」発言。一般の人からみたら、この「空気感染と飛沫感染」の違いは、ほとんどありません。空気に滞留する時間が長いか短いかの違いがある、と説明できる人がどれだけいるでしょう! この視点で見たら、「空気感染は無い」ということが如何に危険であるか、が分かると思います。

尾身さんたち専門家にとっては、空気感染はない、と言っているだけですが、一般の人には「飛沫感染が無い」と解釈している方が少なからずいます。このGAPを埋めない限りは、市中感染は止まりません。

最後に。「空気感染は確認されていない」と「空気感染は無い」とは、意味が違います。このような「事実に基づいた発言」「誤解の少ない表現」をしなければ、バカの一つ覚えのように「自粛自粛」と言っても効果はありません。

 

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