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COVID-19: 感染拡大阻止に不可欠なもの

ここ3週間、感染者数はもとより、陽性率、そしてホテルやBedのOccupation Rateも悪化しています。4月の状況ではない、と菅さんは繰り返していますが、感染経路不明者がおおむね50%を超えている現在は、4月の状況より悪い、と思っている方が多いのではないでしょうか。

現在の感染者割合が一定だと仮定して(日本中の感染者割合が時間変化しない)。顕在化する感染者数は、検査数が増えれば増えます。しかし、陽性率は、検査数が増えても変わることはありません(理論的に)。検査数が増えて陽性率が上がるのは、本当に陽性者割合が増えている場合です。

端的に言えば、今は本当に感染拡大している、と結論できます。感染者が増えれば、年配者が罹患する確率も上がります。そうすると、結局重傷者が増え死者が増える。だから、感染拡大は阻止しなくてはなりません。

さて。感染拡大阻止に大切なもの、、、「三密を守る」「手洗いウガイ」というのは当たり前の話として、あまり人口に膾炙していないのが「偽陰性者からの感染拡大」と「発症前感染者」。

PCR検査の確からしさが70%程度だということですから、感染者の30%程度は「陰性」と判定されるわけです。偽陽性が0だとすれば、感染者と言われた方の「半数増し」が感染者、、、つまり、感染を広める役を担っているわけです。

もう一つは、発症前感染者。まったく無症状の人がPCR検査を受けることは現在でもそう多くはない。しかし、発症前二日から他人への感染力を持っているにも拘らず、非感染者として振る舞う、つまり感染源となっているわけですから、感染は拡大します。自覚症状が無いのに人に感染させてしまう。

濃厚接触者を追いかけ、クラスター対策するだけでは発症前感染者からの感染拡大は抑えきれません。この様に考えると、たった今から2週間(できれば3週間)の外出自粛が不可欠になります。。。この対策だけは、4月の状況と変わりませんね。

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