COVID-19: みなさま、二週間じゃないよ!
東京の感染拡大が止まりませんね。これで 「GO TO キャンペーン」をするのは、無風凧も反対です。政府の言い分は、
「完全な感染拡大対策をした上え、GO TO しましょう」
「もし、広がったら、完全な感染拡大対策をしなかった国民が悪いのです」
という主張。これはおかしいですね。完全な感染症対策、言い換えれば「ここまですれば大丈夫」という指針は誰も出せません。いや、言い換えれば、「家から出なければ、感染は拡大しないよ」というのは多分正しいですから、「GO TO しないでください」というほうが分かりやすい。
西村さんも菅さんも安倍さんも、もう少し頭を使ってください。
それから、小池さん。
いま、感染者が増えているのは、二週間前の状況の結果ではありません! 二週間、と言われている根拠は、感染日から発症日の平均的な数字。現在の東京都の場合は、「発症前にPCR検査」しているのですから、2週間よりは前なわけです。PCR検査で有意に陽性反応が出るまでの日数Dを調べる必要がありますが、D日前の行動と言えるわけです。
まあ、一週間か二週間か、の違い程度だと思いますが、この辺りの「厳密性」について抜けがあること自体、現在、COVID-19対策を考えている対策本部メンバーの「注意力=論理力」を疑いたくなってきます。
最後に、ホリエモンさん。
「なぜ重傷者が増えないの?」という疑問を投げかけることは良いです。ですが、これが「自粛しなくてよい」を導くことはできません。少なくとも、日本以外では、感染拡大と重篤化、そして死亡が続いています。死亡率も5%を超えています。もしかしたら、感染者がベッド数より少ないから十分な治療ができるので、重篤化しないだけ、という可能性もあります。ホリエモンさんの論理で、例えば感染者がベッド数を超えた場合に、重篤者数が激増しない、ことを証明できますか?
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