COVID-19: 入国検査での水際対策は十分か?
ここ最近、東京の感染者数もさることながら、海外からの入国者・帰国者(以下では入国者で代表する)の検疫での感染者が微増傾向にあるようです。そこで、入国での「水際対策」について調べてみました(コチラ 参照)。
う~みゅ。この水際対策の指針は、だれ が書いたのでしょうね?少なくとも、感染のプロが作ったものはなさそうですし、COVID-19に関する最新の知見を加えているものはないようで、、、これは ザル な感じがします。
無風凧は、「入国者」はすべて2週間の隔離がなされているものだと思っていましたが、上述の厚労省のページによると、所謂「自粛」と同等なんですね。強制力や罰則もありません。しかも、PCR検査も全員ではなく、対象国からの入国者のみ。
なぜ、こんな「ザル(笊)」なんでしょうね、、、、不思議で仕方がありません。
1) 飛行機内感染の可能性はゼロとしてしまっている。
2) 入国制限対象地域からの帰国であっても、公共交通機関を使わないなら、帰宅してよい、、、帰宅後の制限は、所謂「自粛」と同等。
3) 例えばキューバは対象地域外なので、対象地域からキューバ経由で入国する場合、入国者の自己申告(性善説)に頼っていることになる。(2週間自宅自粛の苦しみを知っている者にとっては、性悪説になってしまう可能性は大きいと思います。)
4) 帰宅者の「家族」に対する自粛は規定されていない
ざっと、この程度は思いつきます。4月20日頃でしたか、発症前感染が公知となっていますが、その事実を考えれば、今の水際対策では十分ではないことは簡単な推論です。
東京都は、ホストクラブ等の全検を始めたようですが、、、本当にこわい「ヨーロッパ型のCOVID-19」対策が後手になっています。第一波というか、これまでのCOVID-19は、なんとかやりすごせましたが、次、今日本で「第二波」と呼ばれているものが、同党の感染力と決めてかかるのは愚かなことです。なぜかって? 何もEvidenceがないうえに、他国の状況を観察すると、容易に判断できます。
何度も繰り返しますが、今、感染していない人を「以下に守るか」は、最重要課題の一つです。
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