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テレワークの補助金なのに、、、

働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)(厚労省のページは コチラ)。

ある音楽教室の方から「この助成金を申請したい」という相談を受けました。無風凧は、「COVID-19のこともあるので、音楽教室もテレワークの時代ですね。積極的に活用してください」と言ったのですが、その後に続く言葉を聞いて、愕然としました。

「この助成金、パソコンもタブレットも買えないんです。」

今はやりのZoomやGoogle meet他を使って、音楽教室を行う場合、必要なものの一つは、入力部分であるパソコンやスマホ。音楽教室ですから、対面部分だけではなく、手元を見せたり楽譜を見せたり、ということでどうしても3台の入力部分=パソコンが必要とのこと。

Web上を検索すると、テレワークのためにPCを配布、という企業の記事は枚挙に暇はありません。つまり、テレワークを始める一歩目だといえるのですが、厚労省およびそこから下請けしている商工会議所の担当官は、「パソコンやスマホは汎用に使えるから助成対象外」の一本鎗。挙句の果てには、「申請はしても通りませんから」「お金が欲しければ、こちらの言うとおりにして下さい。」とまで言われたのだそうです。

# ちなみに、ビデオカメラは購入可能だそうです。ビデオカメラは汎用に使うことはできないのでしょうか?

唖然として、開いた口がふさがらない、、、大企業へは、億の単位で補助金を出し、街の音楽教室はパソコン一台買えない。

無風凧も相当頭を捻りましたが、専用の配信システムを組む以外には思いつかず、そうなると1000万規模お金が必要になります、、、そもそも、配信業者の権利をどうするの、というのは横に置いて、です。

なんか不思議な制度です。昨日も書きましたが、COVID-19の経済対策は、結局は「大企業を守る」ため、もしくは「大企業が火事場太りするため」の制度で、弱者は切り捨てられる、と良い例だと思いました。

 

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