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COVID-19: 諮問委員会の責任?

14日に限られた県で緊急事態宣言が解除されました。その後、無風凧にとっては、「え?!」というような発表を聞きました。

1. 現在宣言解除になっていない都道府県の解除は、新規感染者が10万人に対して0.5%以下になった場合である。

2. 10000人規模の「抗体検査を行う」

無風凧的には、、、「諮問委員会は理科系な思考ができているのだろうか?」「諮問委員会は何を根拠に安倍首相の諮問に対してかいとうしているのだろうか」と不思議でなりません。御用学者、といういい方は失礼かもしれませんが、科学的Evidenceに基づいた回答をしていないとすれば、それは、諮問委員会の責任だと考えます。

まず1.について、です。

東京のような「狭い」地域と、「北海道のように広い」地域、、、では、同じ10万人でも密度が違います。人に接する機会(確率)が異なります。その意味ででは、「人口当たりの新感染者数」は、「人口密度によるクラス分け(人口密度依存)」が必要になります。完成経路が分からない感染者が出てくる確率も、理論的に人口密度が高い方が高いのです。同じ0.5%でも、危険度は異なります!

そのような指摘無しにして、「一律で10万人に対して0.5%」というのは、、、思考停止している証左です。
# 10万人に対してでも、1000万人に対してでも0.5%は0.5%ですね、、、

ついで2.

抗体検査を1万人規模、というのは、どういう根拠なんでしょうか?日本人1万2000人に対して一人のサンプリングで、日本全体の傾向をつかむことができるのでしょうか?まず、エラーバー(確度)を決めて、その確度に収めるための「検査人数」が算出できますから、その人数を検査しなくては、まったく無駄な調査、になってしまいます。

加えて。抗体検査の結果をもって、緊急事態宣言解除、という思考はなかったのでしょうか?これは、緊急事態宣言解除の絶対条件とは言いませんし、まして「再感染や再発症」が叫ばれている中、抗体検査自身にどの程度の意味があるのかはわかりませんが、少なくとも「かつて感染した数」を「統計的に」知ることで、発症率や重篤化率、正確な実行再生産数が計測できます。本気で抗体検査をすれば、1週間でわかること。これをやらずに、何を根拠に緊急事態宣言解除をしたのか、、、少し不安です。

最後に。

今回の緊急事態宣言解除は、「解除してほしい」という世論を「拡大解釈」しているように思います。自粛疲れ、という言葉が横行しているように、自粛することに限界を感じている方は多いと思います。民意だから解除する、というのは、、、、諮問委員会としては、政府としては、「何しているの?」とその姿勢を疑いたくなります。安全係数を見越して、ウイルス対策を行う。これが鉄則ではないでしょうか?

 

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