神奈川の緊急事態宣言解除と黒川問題は同根。
昨日、首都圏でも一応緊急事態宣言が解除されました。しかし、、、生活自体は何も変わるものではなく、また、中小企業を初めとして経営立て直しが前途多難であることにも変わりはありません。
しかし。
その前にちょっと気になること、、、国政を担う視点で、、、があります。
元々、緊急事態宣言解除は、10万人中0.5人以下、という目安でした。この基準は、実は充たされませんでした。しかし、「新規感染者の数や医療の提供体制などを総合的に判断する(西村氏談、コチラ 参照)」ということで、解除に踏み切ったわけです。注目してほしいのは「自分が決めた目安を破っている」点です。新たに自分で基準を作っている。
似たような話を思い出します、、、黒川検事長のマージャン問題。刑法185条は、明確に「金銭」の賭博は違法、一時の遊興に供するモノを除外項目としていますが、「総合的に考えて」、非法の範囲だと「判断」したわけです。
似たような話は、安倍首相夫人「アッキー」の桜見や宇佐参拝でしょうか。これらは法律ではありませんでしたが、三密は守っているだのなんだのと「判断」を安倍首相がしたわけです、、、、
これらは、たった一つの事柄をさしています。「為政者は判断をしたがる」。ルール無視法律無視。言い換えれば自分がルールブック。その対象もふくめて自分がルールでなくては気が済まない。このようにみれば、神奈川の緊急事態宣言解除も黒川問題も同梱。
結果(=国民の安寧)が行動規範ではなく、「自分がその場で判断することに満足する」ことが行動規範の為政者に、国政は任せられないと思うのですが、いかがでしょうか?
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