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COVID-19:神風が日本を弱くする、、、

つい最近、新しい言葉を覚えました。「3た論法」と言う言葉です。みなさんご存知でしたか?風邪薬は、「飲んだ」「効いた」「治った」の「3た論理」であって因果関係があるように見えるのですが、実際には風邪は薬で治るわけでは無い。この論理構造です(コチラ 参照)。

元寇の際に神風が吹いて日本が買ったのも、、、「神に祈った」「神風が吹いた」「買った」の言って見れば「3た論理」。だから「神に祈レバ日本は勝つ」、と言う因果関係がまかり通るようになり、第二次世界大戦では神に祈って負けました。勿論、14世紀に台風の科学的な背景がわかっていたわけでもなく、当時としては「科学的」だったのでしょうけど、、、それが20世紀まで続いていた、と言うのは驚きです。

今回のCOVID-19、近日中に全部解除してされそうな雰囲気になっています。加えて、日本の「死者数」も「感染者数」も世界レベルで見れば圧倒的に少ない(コチラ など参照)。世界標準の考え方では「日本の施策で罹患者が少ないのか不思議だ」と言うことです。。。

ここで。日本人特有の「3た論理」が出てくる予感がします。「日本型対策した」「効いた」「抑えた」と言う感じでしょうか。安倍さんも西村さんも自画自賛、今回の施策こそが最良だったと吹聴するでしょう。

でも、賢明な皆様はもうお気が付きでしょう。「日本型対策が効いた」と言う因果関係はありません。今発表されているだけでもBCG説、ウイルス2種類説、高温多湿説、靴脱ぎ説、、、など、色々な可能性があります。挙げ句の果てには「何もしなくても抑えられた」と言う人もいます。決して、政府施策が上手くいったからコロナが鎮圧化傾向にあるわけではないのです。

無風凧は、コロナウイルス の第一波がこのまま行きすぎてくれることを祈っています。それと同時に、第二波が来た場合は、今回の対策・施策では対応できない可能性はあると考えます。他国に比べて、第一波に「神風が吹いて(科学的な)」撲滅に成功した分、「間違えた施策」を推し進めることになり、結果として被害が甚大になる可能性が否定できません。つまり、神風が日本を弱くするわけです。

経営の世界では、「予想以上の売り上げ(利益)」もリスクです。売り上げがなぜ予想以上なのか、をきちんと分析して因果関係を把握するとともに、次期への計画が必要です。COVID-19も同様。今回の対策が成功したように見えること自体がリスクだと考えて、次への計画が必要です。

 

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