COVID-19: 集団踏み絵
漸く、日本全土に緊急事態宣言。でも、最初に発令された都府県を見ると、ハリボテのような気もします。宣言の「中身」がスカスカ。
というのも、法的拘束力がないから、「強く自粛要請」などと言う手段しかなく、現実問題として「要請は守られていない」。だから、感染拡大に歯止めが懸かりません。
この「要請」は、新たな社会問題を内包しています。
自粛要請で「判断は経営者に委ねます」とか言いながら、店を開けると「非国民呼ばわり」と言うことが、報じられています。インフルエンサーの中に、人出を見て「こんなときに外出するなんて信じられない」と呟こうものなら、あっという間に拡散して外出した人が、殺人犯のような悪者になります。
この辺りまでは、「和の国」の「同調圧力的コモンセンス」として、とギリギリ理解出来ないわけでは無いですが、最近聞いた話の中では、もっと酷いものが有りました。
コロナウイルス感染拡大防止のために、自宅待機を命じて起きながら、「実際問題として、出社するか否かは自分で判断してください」と言う、訳のわからない囁き。結局、「コロナだから来ない、というのは、人事査定に響くよ」と、言う「踏み絵」を踏ませているわけです。このような手段で企業として対外的には「自粛」と見せかけながら、その実、出社させる。しかも、いざというときには「個人の判断に任せてました」「企業としては原則自宅待機です」という逃げ道を作って。
この話は、同調圧力ではなく、明らかにパワハラですが、最近、無風凧は良く聞きます。恐らくですが、こんな企業は長くは持たないでしょうから、「さっさと辞めてしまえば」と、アドバイスしたい所ですが、現実問題は泣き寝入りしている方が多いようです。
これも一種のコロナウイルス禍ですね。
安倍さん、さっさとベイシックインカムを配って、ロックダウンに踏み切って下さい。「法人」が倒れてもイノベイターが新しく立ち上げてくれます。戦後のソニーやホンダのように。でも、人が倒れたら、、、その人とは二度とおしゃべり出来なくなります。お金より命。宜しくお願いします。
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