COVID-19: 施策の見直し要求
昨日も感染拡大しました。まだ「緊急事態が出ない」こと自身は、「安倍首相」の判断なのですが、第三者的に見て「公正な」判断がなされたうえで「緊急事態宣言を出す状態ではない」と判断しているのか、、、さすがに首を捻りたくなります。
さて。安倍首相がどう言おうと、私たちは、感染拡大の防止と、自分の身の安全を守ら羅なくてはなりません。それを考えているうちに、いくつか不思議な点が出てきましたので、今日はその話。
政府や各県が言っていることの「真意」を確認して、決して「施策(やること)」だけを信じて安心することがないように、お願いします。
1) 間違いその1: 「小さなイベントなどで、熱が37.5度以下であるを確認する」 → 間違い。
よく考えてみてください。未発症の感染者が報告されています。未発症ということは、熱も出ていないのです。だから、37.5度以下だから安心、という「検出法」は間違えています。
2) 間違いその2: 検査で陰性だったら安心だ → 間違い。
実際は感染しているのに、検査では陰性になる、という「偽陰性」。これ自体は報告されてますが、実際どの程度偽陰性があるのか、不明です。季節性インフルエンザの場合は、30%近く偽陰性だといいます。COVID-19でどの程度偽陰性かは不明ですが、実例が出てきました。自覚症状のある方は、「PCR検査で陰性」と出ても、3週間は「自主隔離」してください。
3)大阪方式や東京方式のように、重篤者、中等者、軽症者とわけて、軽症者は自宅療養とする。 → 感染拡大する。
これは、一概に「間違い」とは言えませんが、少なくとも「感染拡大」することは間違いありません。現在、「身内に感染者が出た場合の対応」について、いろいろな情報が出回っていますが、「それをきちんと守る」ことができる家庭はほとんどない、でしょう。BSL4の対応が必要だとは言いませんが、一般家庭だと、BSL-2でも厳密に守るのは無理です。家庭内感染(一種のクラスター)が起きます。「軽症者80%は自宅で直してね。重篤者は病院で面倒見るから」という施策と考えられますが、その場合集団免疫まで拡散が続きます。集団免疫獲得までに、ベッド数・ECMOが14000以上必要なわけですから、すでに医療崩壊を前提にしている、といえます。だから、完全ロックダウンがひつようと主張します。
4)クラスター対策班だけでは、すでに対応できない。
小池都知事や、北海道大学の西浦教授は、今でも「クラスター対策」が最も効果的な方法の一つだと考えているようですが、すでに感染経路不明が半分になんなんとしています。もちろん、「集団」で感染したのが事実の場合が多いのでしょうけど、それを「特定」するより、ウイルスの拡散のほうが早い、という状態になってきました。つまり、クラスター感染の速度で広まり、拡散モデルのように特定ができない。クラスター対応だけではなく、うえから網を掛けるような施策が必要になってきていると考えます。一番良い方法は、都市封鎖もしくは公共交通機関の停止だと考えています。
経済系の、、、もしくは救済系の「矛盾」はまた日を改めて。
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