音楽の力(好きな音楽2020年3月)
コロナウイルス 騒ぎで、ライブハウスだけでなく演奏会もたくさん中止になっています。演奏家の皆様、音楽会社の皆様、経済的にもとても大変なことになっています。そして、、、忘れてはいけないのは、演奏会を下支えするスタッフの方々。無風凧の知る限りにおいては、常勤職員ではなく、「テンポラリーなスタッフ」が多いようです。、、、生活は、更に苦しいことになります。(政府は、こういう労働者がいることすら気がついて居ないように思います)。
コロナウイルス のような状況下。人が集まる演奏会はやはり中止にせざるをえないでしょう。ここから先が、ヨーロッパと日本では異なるところです。
テレビ放送を見ていると、音楽家の皆様が、自宅の窓を開けて「青空コンサート」を開いて、少しでも明るい雰囲気にしようと努力している様が報じられて居ます。アパートの窓で歌っていると、近くの窓から伴奏が、、、なんてこともあるようで。そして、歌が終わったら、拍手が響く。
翻って日本はどうでしょうか?日本では、きっと「うるさい!」「騒音だ」というような「アンチ派」が居て、あっという間に中止においやられてしまうでしょう。勿論、音楽の好き嫌いはありますし、状況によっては「騒音以外の何物でもない」ものになることも理解して居ます。しかし、法律や居住権を盾にとって、演奏を止めさせてしまう、というのは、音楽好きの無風凧にとっては寂しい現象です。
かつて。フィンランドがロシアから独立するときの話。独立を先導したのは、Sibeliusが作曲したフィンランディアでした。フィンランド国民の民族魂を鼓舞する、という理由で何度も演奏中止命令が出ますが、名を変え場所を変え、演奏は受け継がれ、やがて1907年の12月6日を迎えるわけわけです。
コロナに打ち勝つ。音楽の力はそのための力を持っている、と思うのは無風凧だけでしょうか?
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